厳しい表情で試合を見守る駒大苫小牧の佐々木孝介監督

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◆第106回全国高校野球選手権南北海道大会室蘭地区予選 ▽Aブロック代表決定戦 苫小牧中央2―0駒大苫小牧(29日・苫小牧とましん)

 17年ぶりの夏の甲子園出場を目指していた駒大苫小牧が12年ぶりに地区予選で姿を消した。苫小牧中央との地区代表決定戦で0―2で敗れた。苫小牧中央は2年ぶり8度目の南北海道大会進出を決めた。

 駒大苫小牧は右腕エースの辻健介投手(3年)が7回まで6被安打無失点と粘っていたが、8回に集中打などで2失点。その後も反撃を仕掛けたが、力尽きた。

 今年は駒大苫小牧が北海道勢初の全国制覇を果たした2004年夏から20年の節目の年。初優勝時の主将だった佐々木孝介監督(37)は地区予選での敗退に「これが実力。負けるべくして負けたという感じです。負ける時はこんなものです。投手が粘っていたんですが、それぞれ役割を果たせていなかった」と悔しさをにじませた。