上三川ボーイズ、2度決勝で敗れた佐野を下し、2年ぶりの夏全国 魔曲・シダックスファイヤーが後押し
![優勝し喜ぶ上三川ナイン](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/6/f6263_60_f4fc78a5_9fa4bf36-m.jpg)
◆第55回日本少年野球選手権大会 栃木県支部予選 ▽決勝 上三川ボーイズ5―2佐野ボーイズ(6月22日・栃木県総合運動公園C球場)
夏の全国大会・第55回選手権大会(8月2〜7日、大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の支部代表が各地で決まった。栃木は上三川ボーイズが2年ぶり3度目の出場を決めた。
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昨秋の春季全国大会予選、今春の支部大会と2度決勝で敗れた佐野にリベンジしたナインに臼井康宏監督(49)は「投手力に比べて打力が弱かったけど、成長を感じる大会になった」と目を細めた。
課題の打撃で勝利した。1点を追う初回先頭の荒川が左前安打。菊地、藤澤がヒットでつなぎ塁を埋めると元西が左翼線に逆転二塁打した。
スタンドからの魔曲もナインを後押しした。社会人野球シダックスでプレーした臼井監督にちなみ、今大会からシダックスファイヤーを採用。同点の5回1死から神永帆、菊地の連打で一、三塁にすると須藤の内野ゴロで勝ち越し。藤澤もスクイズを決め、敵失もあり3点をもぎ取った。
4打数3安打でMVPとなった菊地は「応援が力をくれた」と感謝。前日は映像で相手を研究した。今大会は8打数6安打の打率7割5分。高校用の重いバットで振り込んできた努力が実を結んだ。控えの主将・小泉は「このチームは仲がいい。僕は厳しく言えるタイプじゃない」と謙遜するが、率先して練習に取り組む姿勢でチームをまとめた。 孤軍奮闘してきた先発のエース・神永彪は途中、外野に回るも4回2死満塁のピンチで再登板し抑えた。優勝に「メッチャうれしいです!」。さあ全国舞台。チーム一丸で“緑の旋風”を巻き起こす。
【上三川ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽3年生 ※小泉翔一朗、黒崎洸太、西尾琉晟、神永帆飛、菊地治人、片山凌佑、須藤蓮翔、横屋知輝、根本絆那、中島泰士朗、藤澤泰成、神永彪真、大塚太陽、横屋直輝、徳森悠太、荒川結衿、渡辺寛人、元西里駆、古谷侑恭
▽2年生 佐藤蒼大、大貫孝介、大島琉太、大島基以、吉田想空、古口諒