事務所退所の危機もあったが...本格始動のSTARTO社を支える『SixTONES』メンバーの絆

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今年、結成10周年を迎える『SixTONES』。代表曲の『こっから』はYouTube上で1億回再生を突破し、今年4月に放送開始されていたドラマ『ACMA:GAME』(日本テレビ系)では メンバーの田中樹(29)が2番手となる「斉藤初」役を演じ、グループが挿入歌を担当するなど活躍ぶりが目覚ましい。

「『SixTONES』が売れた理由の一つに、メンバー同士の仲の良さがあります。仲の良さがYouTubeやテレビ番組の企画になっていますからね。しかも、いずれも数字を取れている。推しメンだけではなくグループ全体を応援するいわゆる“箱推し”のファンが、他のグループに比べても多いんです」(スポーツ紙芸能記者)

ファンを虜にする仲の良さは、決してビジネス上のものではないという。

「『SixTONES』はカメラが回っていない時も全員でずっとふざけ合っているし、移動中もずっと一緒。ある番組スタッフが『SixTONES』のファンだということがわかった時、メンバー全員で大喜びして『誰が一番推しメン?』とフレンドリーに話しかけて盛り上がっていました。彼らのように全員が親密なグループは珍しい」(キー局プロデューサー)

故・ジャニー喜多川氏の性加害が社会問題化して以降、『SMILE-UP.』(旧ジャニーズ事務所)は苦難の道を歩んできた。『King & Prince』は『Number_i』と2つにわかれ、『Kis-My-Ft2』はメンバーの北山宏光(38)がグループを脱退。長年にわたって事務所を支えてきた岡田准一(43)や松本潤(40)ら少なくないタレントたちが事務所を離れて独立した。

前出のプロデューサーは「『SixTONES』にも迷いがあった」と打ち明ける。

「一時期、『SixTONES』も退所すると見られていました。仲のいい彼らのことなので、誰か個人がというわけではなく、あくまでもメンバー全員で退所という形が検討されていたといいます。しかし、周囲からの熱心な説得もあって、残留という結論に落ち着いた。

それからは一転して『SixTONES』は旧ジャニーズ事務所を支えるグループになるという方向にベクトルが向いたのです。そして実際、新事務所(STARTO ENTERTAINMENT)を代表するグループになった。彼らはファンが思っている以上に強い絆で結ばれているし、お互いを尊重し合いながら活動を続けています」

決意も新たに一枚岩で新事務所を牽引する『SixTONES』の“こっから”に芸能界から熱視線が注がれている。