左からスターライト・キッド、ぽいマン、中野たむ

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 女子プロレス「スターダム」に謎のマスクウーマンが降臨だ。

 16日のエディオンアリーナ大阪第2競技場大会では当初「コズミック・エンジェルズ(CA)」の中野たむ&なつぽいが、スターライト・キッドとトリオを結成する予定だった。

 ところがなつぽいが欠場となり、緊急参戦したのは「ぽいマン」なるマスクウーマン。イエローのマスクに「Poi」の文字が入っている。なつぽいの知り合いとのことだが、これ以上突っ込むのはやめておこう。

 大江戸隊を追放されたキッドとの合体をもくろむ中野も覆面姿で登場したため、色とりどりのマスクウーマン3人が合体。朱里&小波&壮麗亜美と対戦した。

 前夜は札幌で「ALL TOGETHER」に出場したキッドの「マスクウーマントリオ、いくぞ!」の掛け声から3人は躍動。小波にトリプルのドロップキックを決める。

 だが、その後はぽいマンが捕まり、小波にマスクを脱がされそうになる。さらに朱里から「なつぽいだよね? 本当のことを言いなさい!」を迫られるが、ぽいマンは「ぽ、ぽい、ぽい、ぽい…」と返答するばかり。強烈なサッカーボールキックをくらってもん絶した。

 それでも交代したキッドがスピーディーな動きで流れを変え、小波にその場跳びムーンサルトを発射。さらに中野との好連係から壮麗に619を決める。

 息を吹き返したぽいマンもダイビングボディーアタックを壮麗に決め、中野、キッドとトリプルのカカト落としを発射。最後は相手の肩に乗った状態から、旋回してエビ固めに移行するフェアリーブリンクで、ぽいマンが壮麗を沈めた。

 中野らがあえてマスクをかぶってくれたのは、本気でキッドを獲得したいと思うからこそ。その気持ちを理解したキッドも「私も自分で環境を変えるためには、このマスクを脱ぐのも選択肢の一つと言ったけど、2つの顔をお互いに持つのもありってこと?」とニヤリ。中野と同様にマスクウーマンと素顔、両方の顔を持つ選手として活動する可能性を示唆した。

 いずれにせよ「だいぶ選択肢は絞られてきてるかなって思います」という黒虎は「そろそろ決めないとね」。いよいよ決断の時が迫っている。