HENARE(左)と再び激戦を繰り広げた鷹木信悟

写真拡大 (全2枚)

 新日本プロレス16日札幌・北海きたえーる大会で、NEVER無差別級王者の鷹木信悟(41)がHENARE(31)に敗れ、まさかの王座陥落となった。

 鷹木は9日大阪城大会でのV3戦でHENAREを迎え撃った。互いに一歩も譲らない意地の張り合いは両者KOという壮絶な決着を迎え、ドロー防衛となったが、納得のいかない両者による再戦が1週間後の札幌決戦で組まれた。

 この日の試合も両者ともに激しい打撃戦を繰り広げる。HENAREのヘッドバットに鷹木はパンピングボンバーで応戦。飛び込み式ヘッドバットを浴びながらもスライディングエルボーを決め、両者ダウン状態となった。

 ともにカウント9で立ち上がると、再び一進一退の攻防を展開。鷹木はパンピングボンバーをさく裂させながら、Streets of Rageでマットに突き刺され、HENAREの猛攻にさらされる。最後は捨て身のヘッドバットを繰り出したが、両手をロックされた状態で飛び込み式ヘッドバットを叩き込まれ、3カウントを奪われた。

 バックステージでは「敵ながらあっぱれだよ。何もミスはしてねえよ。単純に強かった」と素直に完敗を認めた鷹木だが、このまま落ち込んでいるわけにもいかない。くしくも王座戦直前には米AEWのオーエン・ハート杯トーナメントへの参戦が発表されたばかり。同トーナメント優勝者は8月25日(日本時間26日)に英ロンドンのウェンブリースタジアムで開催される「ALL IN」でAEW世界王座(現王者はスワーブ・ストリックランド)に挑戦することができるのだ。

 9月7日には地元・山梨でデビュー20周年興行を控えているだけに、丸腰ではいられない。鷹木は「だったらやってやろうじゃねえか。ちょうどいいタイミングじゃねえか。一度負けたくらいでへこんでたまるかって。次だ、次。しっかり米国で勝ち進んで、ウェンブリースタジアムでAEWの王座取って、おまけにG1も取って、9・7山梨に帰ってやるからな」と、驚異的な立ち直りの早さを見せていた。