米ニューヨークのコニーアイランドで行われた恒例のホットドッグ早食い大会で優勝したジョーイ・チェスナットさん(右、2022年7月4日撮影)。(c)Yuki IWAMURA / AFP

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【AFP=時事】米ニューヨークのコニーアイランド(Coney Island)で毎年7月4日に開催されているホットドッグ早食い大会で、チャンピオンのジョーイ・チェスナット(Joey Chestnut)さん(40)の存在は、花火と同じく独立記念日の風物詩となってきた。しかし今年は、チェスナットが大会スポンサーのホットドッグ店と競合する代替肉製品企業と契約を結んだため、大会規定によって出場が認められないことが分かった。

 大会はコニーアイランドにあるホットドッグの有名店ネイサンズ(Nathan's)で開かれている。しかし、チェスナットさんが契約を結んだのは、ネイサンズの競合企業で、植物由来の代替肉製品を扱うインポッシブル・フーズ(Impossible Foods)だ。

 ネイサンズの大会でチェスナットさんは、2021年に10分間で76個のホットドッグとバンズを平らげて世界記録を打ち立てるなど、計16回の優勝を果たしている。

 大会を主催するメジャーリーグ・イーティング(Major League Eating)は声明で、「ジョーイ・チェスナット氏が2024年の大会出場より、ライバル企業の顔になることを選んだと知り、大きなショックを受けている」とし、「ジョーイと彼のマネジャーは、私たちとの長年の関係よりも、別のホットドッグ・ブランドとの新たなパートナーシップを優先したようだ」としている。

 一方のチェスナットさんはソーシャルメディアで、ネイサンズが出場を認めない決定を下したことに「がっかりした」と述べた。また、主催者側が「私の提携企業に関して、従来の出場ルールの変更を検討している」ことも示唆した。

【翻訳編集】AFPBB News

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