自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア、第15ステージ(マネルバデルガルダからリビーニョ、222キロメートル)。ステージ優勝を喜ぶUTEのタデイ・ポガチャル(2024年5月19日撮影)。(c)Luca Bettini / AFP

写真拡大

【AFP=時事】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d'Italia 2024)は19日、第15ステージ(マネルバデルガルダからリビーニョ、222キロメートル)が行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)が圧倒的なパフォーマンスを見せてステージ制覇を果たし、総合争いでのリードを約3分広げた。

 モビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)が単独で最後の上り坂を迎えたが、追いかけるポガチャルは前方のライダーを次々と追い抜いて距離を詰めると、フィニッシュまで残り2キロメートルというところで先頭に躍り出た。

 ポガチャルはキンタナに約30秒をつけてフィニッシュして今大会4勝目を挙げ、総合2位につけるイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)と同3位につけるボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のダニエル・マルティネス(Daniel Martinez、コロンビア)には2分50秒差をつけた。

 スキーリゾートに向かう高地コースで勝利を飾ったポガチャルは今大会残り6ステージとなる中、トーマスとの差を6分41秒、マルティネスとの差を6分56秒に広げている。

 ポガチャルは前日のタイムトライアルでもリードを広げていたが、ライバルたちが応戦できなかったことで総合争いでは圧倒的優位に立っている。

【翻訳編集】AFPBB News

■関連記事
「ピンク・パンサー」 ポガチャル、個人TT2位でリード拡大 ジロ
ミランが今大会3勝目 ポガチャルは首位キープ ジロ・デ・イタリア
アラフィリップが初のジロ区間V けがによる苦難の2年乗り越え