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トム・ホランド主演、(MCU)版『スパイダーマン』シリーズ3部作のジョン・ワッツ監督には、第4作を手がける監督へのアドバイスがあるのだという。その内容は、実体験に基づいた「役に立つ」ものだといい……。

3人のスパイダーマン俳優が夢の共演を果たした『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)の公開から2年半。ホランド版『スパイダーマン』シリーズからは、第4作が企画中だ。今は開発段階で、主演のホランドは次回作について「きちんと正しいことをやらなければいけない」と慎重に企画を進めていることを。

米では、MCUで『スパイダーマン』3作を手がけたジョン・ワッツが同シリーズでの製作について振り返り、とあるシーンの撮影方法について抱いていたという思い違いを共有。第4作を務める監督としての助言として、こう語っている。

「実際に役に立つ『スパイダーマン』のアドバイスがあります。『スパイダーマン』の監督なら全員経験してきたことだと思います。ロープを誰かがスイングするだけでは、良く見えません。“全部実写でやってやるんだ”という気持ちになって、スタントマンを雇い、スイングさせようとするでしょう。それでは退屈です。愚かに見えてしまいます。まるで、猿がツルにぶら下がっているように見えてしまうんです。」

その上で、ワッツ監督は「時間を無駄にしてはいけません」とキッパリ。「それが次の『スパイダーマン』の監督へのアドバイスですね」と語り、スパイダーマンのアイコニックなスイングシーンについてはCGの使用を勧めるのだった。

そんなワッツ監督、現在はMCUから距離を置いている。一時は『ファンタスティック・フォー』新作映画の監督に起用されていたが、スーパーヒーロージャンルから一旦離れるためにになった。ワッツ監督からバトンを譲り受ける監督が誰であれ、『ノー・ウェイ・ホーム』の偉業の後というだけあり、その人物にとっては大きな挑戦となるだろう。

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