イランの首都テヘランで行われたイスラム革命記念日の行事(2024年2月11日撮影、資料写真)。(c)AFP

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【AFP=時事】イラン警察は17日、首都テヘラン西郊シャフリヤール(Shahryar)で「悪魔崇拝」を奨励した容疑で外国人3人を含む250人以上を逮捕したと発表した。国営イラン通信(IRNA)が伝えた。

 警察は16日夜に「悪魔崇拝者のネットワーク」を摘発し、男146人、女115人を逮捕したと発表。逮捕者の中には欧州人も3人含まれていたという。

「逮捕者らは衣服や顔、髪に悪魔崇拝の紋章やシンボルを着け、望ましくないわいせつな状態」だったとされる。

 警察は「悪魔崇拝のシンボル、アルコール飲料、向精神薬、車両73台」を押収したという。

 超保守的なイランで、「悪魔崇拝者」の集会の摘発は珍しくない。同国で飲酒は原則的に禁止されているため、飲酒を伴うパーティーやコンサートがしばしば標的にされている。

 イスラム教シーア派(Shiite)が多数を占めるイランの当局は過去に、ロックやヘビーメタルなどのコンサートを「悪魔崇拝者の集会」と見なしていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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