中国新疆ウイグル自治区の苗木、中央アジア各国で販売

 【新華社ウルムチ5月9日】中国新疆ウイグル自治区昌吉回族自治州呼図壁(フトビ)県は、全国的な花卉(かき)・苗木輸出拠点の一つで、中国西北部と中央アジア各国の市場に産品を供給している。カザフスタンやキルギスなどの企業と長期にわたり手を組み、国際市場を拡大している。

 最近もカザフスタンの実業家リフカト・アジモフ氏が苗木の商談のため同県を訪れ、地元企業と3万株余りの売買契約を結んだ。アジモフ氏は「ここに来る前に他地域の苗木についても調べたが、フトビ県のものが一番良かったので協力を決めた」と述べた。

 同県の関連企業が販売する各種苗木は年間2千万株、売上高は約2億元(1元=約21円)。1万8千人の農家が苗木生産・販売関連業務に従事している。(記者/張嘯誠)