まだ5月だというのに、早くも夏日や真夏日を記録するなど、すでにだいぶ暑くなってきている。正直、夏本番が思いやられるレベルだが、とにかく急がなければならないのが“ニオイ対策”である。

コロナ禍が明けてマスクを外す人が増えた=多くの人の鼻がノーフィルターになった今、嗅覚もビンビンに冴えわたっているに違いない。スメハラ人間にはなりたくない……!

ということで、今回は最新のニオイ対策アイテムを5つ紹介。あらゆる角度から選抜してみたので、自分に合ったアイテムを使ってみてほしい。

■「QB 薬用デオドラントフットクリーム」



まずは防臭・制汗効果の持続について20年以上も追及してきたデオドラントブランド「Quick Beauty(QB)」の「QB 薬用デオドラントフットクリーム」。この春に発売されたばかりの注目の新製品である。

QBは2022年、使用感・テクスチャー・成分に改良を施してリニューアルを遂げ、某コスメ雑誌の特集内で「コスメオブザイヤー2022」を受賞するなど、その実力はお墨付き。デザインもシックで、バッグに忍ばせておいても恥ずかしさなどは皆無である。

そんなQBがブランド初の足特化型デオドラント剤として開発したのが「QB 薬用デオドラントフットクリーム」で、イソプロピルメチルフェノールと塩化ベンザルコニウムのダブルの殺菌有効成分でニオイを殺菌。制汗有効成分のクロルヒドロキシアルミニウムは汗を抑制する効果を発揮するうえに、揮発成分やさらさらパウダーも配合されているからべたつきも気にならない。メントール効果で心地いい清涼感も実感できるなど、まさにこの時期にピッタリのアイテムである。炎天下であちこち歩き回る営業マンなどは特に必見。

■「ひんやりシャツシャワー ストロング グレープフルーツの香り」



昨年発売され、大ヒットした「ひんやりシャツシャワー ストロング グレープフルーツの香り」は、シャツや肌着などの衣類にシュッとスプレーするだけでヒンヤリとした涼感が得られる、「特許冷感技術」を採用したお役立ちアイテムである。

もちろん、ただ冷たいだけでなく、消臭効果がある茶エキスと柿タンニンをダブルで配合しており、この時期に気になる汗のニオイや加齢臭などもしっかりと中和・分解して消臭してくれるので、消臭スプレー代わりとしても使用可能。なんと、衣類についた汗臭・加齢臭も95%以上消臭してくれるうえに、99.9%以上の高い除菌効果も含んでいるという。

社内で露骨にファブるのは勇気がいるかもしれないが、これなら「別に汗臭いからではなく、ひんやり効果を得たいからひんやりシャツシャワーを使ってるんですよ」と何食わぬ顔で消臭できるのも嬉しいポイントだ。

■「ルシード 薬用スカルプデオシャンプー ハーバルシトラス」



男性特有の不快なアブラっぽい汗のニオイ「ミドル脂臭」は、主に頭頂部や後頭部、首筋から発生することがマンダムの研究で明らかになっているという。本人からすれば死角にあたる部分が発生源なので、なかなかニオイに気づきにくいかもしれないが、「まだミドル脂臭って年齢でもないっしょ」と悠長に構えていては危ないかも。

「ルシード 薬用スカルプデオシャンプー」はディープクレンジング処方で、毛穴に蓄積したねっとり系のアブラまで落とすアミノ酸系洗浄成分を配合。殺菌成分がニオイの元となる菌を殺菌し、頭皮のイヤなニオイの発生を防いでくれる。

この2月に新登場したハーバルシトラスの香りは、オレンジ、ベルガモット、マンダリンの落ち着いた香りが実に爽やかで、使用後の爽快感・清潔感も演出してくれるので特におすすめ。ボディウォッシュとの併用もぜひ。

■「オーラツー プレミアム マウスウォッシュ ダブルクレンジング」



サンスターから2月に新発売された「オーラツー プレミアム マウスウォッシュ ダブルクレンジング」は、口臭とともに着色汚れの元までダブルでクレンジングしてくれる新オーラルケアアイテム。独自処方で口臭の原因菌を殺菌しながら、着色汚れがつきにくくなるコーティング機能も付随しているというメカニズムである。



図のように、分散剤であるニコチン酸が口腔内の汚れの塊を分散し、殺菌成分を菌に届きやすくするサンスター独自の処方が採用されており、これが口臭の原因菌を瞬間殺菌。クリーンブレス成分という香料も配合されているので、爽やかな息を持続させてくれる。この脱マスク時代、口のニオイには特に注意を払っておこう。

■「ウィズ2」



どんなに完璧な口臭ケアをしていても、たばこの強烈なニオイで上書きしてしまえば台無しだ。

JTが昨年立ち上げた新ブランド「with」から登場した「ウィズ2」は、リキッドからベイパー(蒸気)を発生させてたばこを楽しむ独自の技術「インフューズドテクノロジー」を搭載。たばこ葉を直接加熱しないため、たばこのイヤなニオイをほぼ感じず、燃焼に伴う副流煙も発生しない。



また、加熱モードを「HIGH」と「NORMAL」に切り替えることができるのも特徴で、「HIGH」モードで使用すればパフ回数が減る分、より濃厚で際立ったな吸いごたえやフレーバーが楽しめる。

もしオフィスワークで常に周囲に同僚がいるような環境であれば、「ウィズ2」のようなデバイスを使用するのがスマートで清潔感のある社会人だと言えるだろう。

頭皮、体、足、口……消臭ケアが必要な部位は多々あるが、どれかひとつでもミスればイメージダウンは必至。晴れやかな新生活を維持できるよう、汗ばむ季節も最善を尽くしていこう!

猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら