【MLB】ドジャース−パドレス(4月14日・日本時間15日/ロサンゼルス)

 パドレスのダルビッシュ有投手が今季5度目の先発登板で、5回92球を投げ4安打3失点2奪三振2四球で降板、勝ち負けはつかず今季初勝利はおあずけとなった。ドジャース大谷翔平投手は「2番・DH」で先発出場し、直接対決は空振り三振2つとサードフライだった。

【映像】ダルビッシュ有VS大谷翔平、今季2度目の直接対決

 1回、先頭のベッツに粘られた後、センター前ヒットを浴びると直後に二盗。いきなりピンチを招いたところ、大谷とこの日1度目の対戦。ストレート、スライダー、スプリットなど球種を散りばめた後、7球目にカットボールで空振り三振を奪った。その後、四球を1つ出したもののフライアウト2つを取って、なんとか切り抜けた。

 試合開始前から振った雨の影響で、マウンド上の状態も気になる中、2回は先頭のテオスカー・ヘルナンデスをサードゴロに打ち取ると、続くアウトマンの鋭い当たりをファーストのクロネンワースが好捕。キケ・ヘルナンデスにも強い当たりを打たれたもののサードライナーで三者凡退とした。

 3回は9番ラックスをセカンドゴロとすると打順も2回り目に。ベッツにはいい当たりながらショートライナーとすると、大谷には4球連続、変化球で内角攻め。ここから一転、ストレートで押すと、最後は力ないサードフライに打ち取った。

 4回、マチャドの先制アーチで1点をもらったが、先頭フリーマンにライト線へ二塁打を打たれると、続くスミスにセンター前へ同点打を喫した。さらに無死一塁からマンシーに勝ち越しの2ランを浴びた。その後も苦しみつつ後続を断った。

 5回は先頭ベッツをレフトフライとすると、大谷との3度目の対戦では変化球で見逃し、空振りと簡単に追い込むと、2球ファウルを挟んだ後、低めのカットボールで2つ目の三振を奪った。フリーマンはセンターフライに打ち取り、92球を投げたところで降板した。

 ダルビッシュは3月20日に韓国で行われたドジャースとの開幕戦にも登板。その時は3回2/3を投げて2安打1失点(自責0)と好投。大谷とも日米通じて初対決となると第1打席がショートゴロ、第2打席はライト前ヒットだった。その後、3試合に登板するも5回1失点、7回3失点、3回4失点で、今季通算は4試合で0勝1敗、防御率は3.86としていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)