ちょっと大きめの地震があると、細々としたものが転がってどこかに行ってしまうことがある。

先日、関東在住の会社員・コンドリア水戸(@mitoconcon)さんの自宅でも、地震の後にいくつかのモノが行方不明になってしまった。

しかしその理由は、思いもよらぬもので......。

こちらは、コンドリア水戸さんが2024年3月21日に投稿した画像。小さなぬいぐるみと一緒に、猫が寝床に収まっている。

なんとも愛らしい光景に添えられていたのは、こんな呟きだった。

地震で結構揺れたあと部屋に転がっていたぬいぐるみたちが突然いなくなったからどこいったのかと思ったら、お母さん猫なだちゃんが猫ハウスにぬいぐるみたちをぎゅうぎゅうに避難させて寝てた」

理由、可愛すぎんか......?

24日、Jタウンネット記者がコンドリア水戸さんを取材したところ、地震があったのは21日の午前中。自宅がかなり揺れた直後、床に転がっていたぬいぐるみたちが消えていたことに気づいた。

そこで部屋の中を探してみたところ、飼い猫の「なだちゃん」(7歳、メス)が、自分がよく寛いでいるお気に入りの猫ハウスの中にぬいぐるみを移動させていたのを発見したという。

「(なだちゃんは)普段からよくぬいぐるみを口に咥えて運んでいます。晴れた日に窓際に並べたり、雷の日に三階から安全そうな一階に運んだりしていたので、お世話してるんだろうねと家族と話しています」(コンドリア水戸さん)

その後、なだちゃんはしばらくぬいぐるみたちと一緒に寝たあと、ぬいぐるみをハウスに残して近くにある猫ベッドに移動し、また寝ていたそうだ。

地震直後に他者を気に掛けるなだちゃんの行動に、「とても母性の強い優しい猫だなと再確認しました」とコンドリア水戸さん。

ぬいぐるみ消失事件」の心温まる真相に、X上ではこんな声が寄せられている。

「母性愛...!」
「なだちゃんの優しさにジーンときちゃいました...!」
「本当に愛に満ちていて、なんだか泣けるくらい尊いです」

コンドリア水戸さんの家ではこれからも、なだちゃんがいる限りぬいぐるみたちの安全は保障されているに違いない。