スマホでメッセージを送る子ども(2009年10月8日撮影、資料写真)。(c)Denis CHARLET / AFP

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【AFP=時事】世界保健機関(WHO)の欧州地域事務局は27日、2022年に実施した、44か国の11〜15歳の児童・生徒を対象とした調査についての報告書を公表し、回答者の約16%がインターネット上でいじめに遭っていたことを明らかにした。4年前の調査では13%だった。

 報告書によると、男子の15%、女子の16%が、過去数か月間に少なくとも1回、ネットいじめに遭ったと回答した。ほぼ6人に1人がネットいじめを経験したことになる。

 報告書は、「新型コロナウイルス禍に伴うロックダウン(都市封鎖)期間中に子どもたちの世界はバーチャル化が進み、ネット上での仲間内の暴力が特に問題化した」としている。

 調査は、欧州や中央アジア、カナダなど44か国の児童・生徒27万9000人を対象に実施された。

【翻訳編集】AFPBB News

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