タイ・バンコクの首相府前を歩く白い水牛「コー・ムアン・ペット」(2024年3月20日撮影)。(c)Lillian SUWANRUMPHA / AFP

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【AFP=時事】タイのセーター・タウィーシン(Srettha Thavisin)首相は20日、首相府で珍しい来賓を出迎えた。先週50万ドル(約8600万円)で取引された白い水牛だ。

 水牛の「コー・ムアン・ペット」は農家の間で有名で、人気テレビドラマに出演するなど、すでにちょっとした有名牛だった。先週高値を付けたことが話題となり、首相と面会することになった。

 コー・ムアン・ペットは4歳で、体高は約180センチ。体重1.4トンと、平均的な水牛のほぼ3倍ある。

 身長192センチのセーター氏と並ぶと、目線はほぼ同じだ。

 セーター氏は角をなでながら「こんなに美しい水牛がいたなんて知らなかった」と記者らに話した。

 セーター氏は先にX(旧ツイッター)で、水牛飼育組合から「ソフトパワー」の一つとして水牛を使ってほしいと提案を受けたと明かしていた。

 タイの地方では水牛は頼れる耕作動物として重宝されており、飼育数も多い。白い個体は珍しく、特に高値で取引される。

 体の大きな水牛も高値で取引されており、昨年はピサヌローク(Phitsanulok)県で、1.4トンの雄牛が145万ドル(約2億2000万円)の値が付いたと報じられた。

【翻訳編集】AFPBB News

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