(C)2019 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

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ヒュー・ジャックマン主演、世界中で大ヒットを記録したミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』(2017)。水面下で続編企画が進行していたが、公開から早いもので6年目、実現の兆しは見えていない。

貧しい少年時代を過ごしたビジネスマンのP・T・バーナムが一念発起してサーカス団を開業。名声を得るにつれて失うものも増えていく中、バーナムは本当に大切な存在に気づいていく。圧巻のミュージカルとなった本作は異例のロングランヒットを記録し、日本でも最終興収52億円を突破した。

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本作の公開から約1年後の2019年2月、監督のマイケル・グレイシーは続編企画が動き出していることを。作品のロングヒットを踏まえ、「これほど大きな成功になれば、続編が求められることは当然ですよね」と話した監督は、「話し合いは始まっていますし、今も作業をしています」と語っていたのだ。

続編企画については、主演を務めたヒュー・ジャックマンも知るところ。グレイシー監督の発言から2ヶ月後には、ヒューも企画の存在を。一方で、この時点で具体的なアイデアが定まっていないことも明かしており、あくまで開発段階であることも強調していた。

しかしながら、それから続編企画の音沙汰はなくなってしまい、ようやくその名前を関係者から再び聞けたのが2022年。チャリティ役を演じたミシェル・ウィリアムズが続編の可能性について言及し、「今すぐにでも作りたいです」と。「スーパーマーケットで耳にしたら、曲に合わせて踊りたくなってしまう」ほど、本作へのウィリアムズ。続編を望む自分の意思はその後もメディアとの取材の場で伝えている。

ヒューもたびたび続編企画については口にしており、「チャンスは常にあります」と。実現の鍵は「素敵なアイデア」であるとも話していたが、綺麗に完結した1作目から進む方向性はいくらでもあるだろう。ラストの直後から物語を始めることもできるだろうし、はたまた2人の娘たちが大きくなった後の物語だって描けそうだ。

大きな希望といえば、『グレイテスト・ショーマン』音楽チームが継続的に仕事を共にしていること。劇中曲を手がけたパセク&ポールのコンビで知られるベンジ・パセクとジャスティン・ポールは大学時代からの仲で、『グレイテスト・ショーマン』以降も『アラジン』(2019)や『ディア・エヴァン・ハンセン』(2021)、『シング・フォー・ミー、ライル』(2023)といった作品でコラボレーションしている。最新作は、2025年に公開されるディズニー実写映画版『スノー・ホワイト(原題)』。もし続編が実現するならば、ぜひパセク&ポールによる新曲を聴きたいものだ。

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