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名優ホアキン・フェニックスと、『ヘレディタリー/継承』(2018)『ミッドサマー』(2019)の鬼才アリ・アスター監督がタッグを組んだ映画『ボーはおそれている』。あまりにも突き抜けた映画製作で賛否まっぷたつとなった一作だが、アスター本人は「今までで一番の映画」だと自信を込める。

『ボーはおそれている』は、不安症のボー(ホアキン・フェニックス)が母の怪死を知り、里帰りのために“いつもの日常”ではない世界を旅する物語。これは現実か、妄想か、悪夢か。奇妙な出来事が連続するボーの旅路は、いつしかボーを世界ごと呑み込む壮大な物語へと変貌していく……。

英の取材にて、アスターは本作を「ピカレスク小説(悪漢の主人公が冒険を繰り広げるジャンル)だと考えています。整合性のある物語構造への一種の抵抗、という伝統を汲んでいると思う。この映画は何度も形を変えていくようにつくられていますから」と語った。映画のトーンがころころと変化し、ひとつの形にとどまらないストーリーテリングがポイントなのだ。

「僕が最も誇りに思える映画になったし、今までで一番の映画がつくれたと思います。僕の大好きな映画です」。アスターはこう力説し、一筋縄ではいかない物語体験への思いを語った。

「僕が望むのは、皆さんがこの映画を何度も発見し直してくれること。何度観てもおもしろい映画になったと思います。最後まで観なければ、どんな映画なのかわからないと思いますし、2度目の鑑賞は、1度目では味わえない豊かな体験になると思う。映画と格闘してもらえるようにつくりました。」

映画『ボーはおそれている』は2024年2月16日(金)より公開中。

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