INI・尾崎匠海&西 洸人&後藤威尊が語る、理想のデートとドーム公演への想い
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』で選ばれたグローバルボーイズグループ・INI。
2021年11月のデビュー以来、破竹の勢いで活躍し、この2月には初の単独ドーム公演を行う。そのチケットも入手困難なほどに、彼らの歌とダンスに魅了される人は数知れない。
デビュー3年目となる2024年、INIはどこまで大きくなるのか?
尾崎匠海さん、西 洸人さん、後藤威尊さんの3人で初めてのロングインタビュー!
デビュー3年目を迎えたいまだから感じる、INIの成長とこれからの未来
最新ホテルの宿泊者専用ラウンジにて。撮影時は開業直前と知った3人は、「えっ!ありがとうございます!」と、珍しい機会に感謝していた
思わず二度見してしまう美しい光景があった。
冒頭の写真を撮り終えてシャンパングラスを手にしていた3人が、窓際のハイテーブルに移動し、談笑しながらそのシャンパンを飲んでいたのだ。
立ち昇る泡と、非現実的なほどにスラっとした立ち姿の集結。“爆イケ”とはこのことか。撮影では飲むふりが多かったが、実際のお酒事情を3人に聞いた。
西:飲めるんですけど、すぐに顔が赤くなってしまいます。
後藤:たくさん飲むことはないです。でも、ハイボールは好きです。
東カレ:メンバー内で一番強いのは?
後藤:やっぱり若さには勝てない。(松田)迅と(佐野)雄大はお酒が強いイメージです。
東カレ:メンバー同士でもよく飲み合っていますか?
西:はい。最近だとツアーの福岡公演終わりに、みんなで焼肉を食べながらビールや日本酒を飲みました。
尾崎:6人ぐらいだったかな。
東カレ:ライブのあとの飲みだと反省会みたいになったりもするんですか?
西:いえ、全然です(笑)。
後藤:ツアー中だと反省会のあとにごはんに行くので、ひたすら楽しい話をしているだけですね。
西:福岡の時はMJ(松田 迅)が暴れていました(笑)
尾崎:広島公演後にお好み焼き屋さんに行った時は、メンバーだけの席で人に言えない過去最高に恥ずかしい話を順番に言うとなって、面白かったね。
東カレ:その中で一番恥ずかしい話をしたのは誰でしたか?
尾崎・後藤:(池粼)理人!
西:理人は何だっけ?(尾崎さんに耳打ちで教えられて爆笑)。あれは本当に恥ずかしい。
東カレ:言える範囲のかわいい話は?
西:たじ(田島将吾)が高校時代に誰かとの待ち合わせの時、花壇に足をかけるポーズをしていたら、どこかのカップルに「あの子めっちゃ格好つけてね?」と言われて、そこから一歩も動けなくなった話。
後藤:それは、ただかわいい(笑)。
INIの食ブームについて&3人の理想のデートは?
意外やお酒の話題が豊富だったが、次の日パフォーマンスがある時は絶対に飲まないことをはじめ、自己管理を徹底する生活も続けている。
最も体づくりにストイックなのは後藤さんとのこと。グループ内の食のブームを聞いた時にはこんな話もあがった。
「客室で映画鑑賞」との指示での撮影。何の映画か西さんに聞くと、『ハングオーバー!』と即答。その後、「友達に薦められた謎の映画を観ているふたり」という答えに落ち着いた
尾崎:威尊の中で一時期食べる小魚がブームになっていました。食べる小魚を撮影現場に持ってきて、みんなにポリポリ食べさせて、でも気に入られなくて普及できなかったという。
後藤:無味無塩で本当にただの干した小魚なんですけど、スーパーで見つけて成分表を見たら、“これ凄い体にいい!”と思って、「体にいいから食べて」と薦めたらみんな微妙な反応でした(笑)。
西:僕はよくグミやお菓子を食べちゃうから、理人に「ナッツなら健康に良くていくら食べてもいい!」と薦められて、ナッツ生活を始めたんです。
尾崎・後藤:うんうん。
西:そしたらニキビができた。
尾崎・後藤:(笑)
食事の話でいえば、東京カレンダーはデート向きのスポットを紹介することも多い媒体。
2年前のINI初登場時には、11人に「気になる女性に気持ちを伝える理想のシチュエーションは?」との問いに答えてもらっていたが、今回は理想のデートを聞いてみた。
2年前の誌面を懐かしみながら話が進む。
尾崎:2年前の自分は、「サプライズで夜景の見えるレストランを予約して」だって。キザなこと言ってるけど変わらないかな(笑)。
ちょうど冬のイルミネーションの時期で日比谷の周りも綺麗なので、イルミネーションを見に連れていって、こういうホテルをとってサプライズできたら一番幸せな夜になりそうですよね。
西:日比谷とホテルが入っちゃって、このホテルのための回答じゃないですか。
尾崎:あれ、ほんとだ(笑)。凄いぴったり。西くんは?
東カレ:ちなみに前回は「美食のためのドライブデート」でした。
西:去年、いままで食べた中で一番旨い料理屋さんに出合ったんです。先輩に教えてもらった京都の和食なんですけど、住宅街にあるお店で、凄く美味しかったです。
居酒屋みたいな雰囲気だからカジュアルに入れるし、そこは連れて行きたいですね。
尾崎:動画を見せてもらいましたけど、本当に良さそうでした。
西:たじとふたりで行って、その後に鴨川沿いのバーに行って軽く一杯だけ飲んで帰るっていう流れ。
たじとのデートでしたね。少し涼しいくらいの日で気持ちが良くて、幸福感でいっぱいになりました。もう予習済みです。
東カレ:後藤さんがうっとりした顔で聞いていますけど。
後藤:いや、美しいなと思って。
尾崎:顔?顔のこと?
後藤:顔も話も。すっかり見惚れていました。
尾崎:(笑)威尊はデートどこに連れていく?
後藤:性格的にスケジュールを細かく決めたいタイプなので、いつもと違う雰囲気のちょっと豪華なレストランを予約して連れていきたいです。2年前は暗めのバーって書いていたけど(笑)。
西・尾崎:それは、やらしいなあ!
後藤:少し大人になって気づいたのは、暗めのバーはみんなも静かにしているので喋りにくいかなと。普通にいまぐらいの雰囲気で話したいです。
「全員が心底楽しんでいる曲でグループとしてひとつになれる」
私生活で嗜好の変化がありつつも、INIとして怒涛の2年を駆け抜けてきた。デビューから2023年末までに発表した曲は39曲にも及ぶ。
フェーズが変わったと実感する曲はあるのだろうか?
「落ち着く部屋ですね」とベッドに横になるふたり。「シャツのリボンを触ってみてください」とカメラマンに指示された後藤さんはリボンを頭にのせる可愛らしいポーズもとっていた
後藤:僕は『Dramatic』(2022年12月発売 1ST ALBUM収録曲)です。楽曲はもちろん、振り付け、衣装、撮影の雰囲気、全部がマッチして、INIの良さを引き出せたと思いました。
尾崎:僕は『DROP』(2023年5月発売 4TH SINGLE)で、INIとしての形が見えたのかなと思います。
何が合っているかまだ分からず模索する中で、『DROP』でINIらしいパワフルさが見えました。ちゃんと数字としてもいい結果が出たので、自分の中では意味が深い曲になっています。
西:確かに『DROP』と『Dramatic』は、いまのところメンバーが1番生き生きしているかもしれないです。
もちろん他の曲もそうだけど、そのなかでもみんなが心の底から楽しんでいる曲で、グループとしてひとつになれる。その意味で2曲の存在は大きいです。
「夢のドームが叶い、MINIの涙を見たらまた泣けてきた」
一体感を強める曲はファンダムにも火をつけ、結果として、今年2月24〜25日には初の単独ドーム公演(京セラドーム大阪)が行われる。
ドーム公演決定がメンバーに初めて伝えられたのは、昨年11月4日、全国アリーナツアー中のステージの上。突然のサプライズに会場が歓喜で揺らいだ。
尾崎:自分はステージでは格好良くいたいので、泣かないようにぐっと堪えていたんです。でも喋り始めたら感情がぼろっと溢れて泣いちゃいました。夢だったので心の底から嬉しくて。
東カレ:MINI(ファンネーム)のみなさんがたくさん泣いているのも見えましたか?
尾崎:はい。それを見てまた泣いちゃって。本当に僕たちはMINIに支えられているので、その感情が溢れて泣いたメンバーもいたし、みんなその支えを噛みしめていたと思います。
「ライブを最大限に楽しんでほしい。だから目を合わせにいきます」
「撮影でベロベロになっちゃう」と美しい酔拳のような素振りを見せる西さん。尾崎さんは衣装を気に入り、「僕もフレアパンツ買おうかな」とつぶやいていた
東カレ:ステージからも客席の表情はけっこう見えるんですね。
後藤:特にトークの時間はよく見えています。あと、お客さんから見て僕たちが全く見えていない時は、逆に僕たちがみなさんのことを見えている時です。2階席とかも見えますね。
西:逆光の時はよく見えます。
東カレ:積極的に目線を合わせたり?
後藤:僕はよく合わせます。楽しい曲の時とか、移動で歩いている時などにアイコンタクトを取るようにしています。目が合った瞬間も気づいてくれたって分かりますね。
やっぱりライブの時間を最大限に楽しんでほしいし、テレビなどでは絶対にできないことなので、MINIのみんなを見る回数を増やしたいと思っています。
尾崎:僕はバラードの時は特に気持ちを伝えたいので、歌詞に沿って目を合わせることを意識しています。
西:僕はどの曲でも合わせます。激しい曲では襲いかかりにいっています(笑)。
あと「Kアリーナ横浜」での公演の時、あそこは凄く高さがある独特な形で、正直、初日は目線のやり場に慣れなかったんです。
その反省を踏まえて、2日目は上の階や遠い方を見ることを意識して踊っていました。奥の方にもパフォーマンスを届けたいので。
数字にもメディアにも表れない愛情の瞬間が、デビュー以来、INIが躍進を続ける理由かもしれない。
昨年11月末に行われた韓国最大級のK-POP授賞式『2023 MAMA AWARDS』では、「Favorite Asian Male Group」を見事受賞した。
MINIとパワーを送り合う関係性を強みに突き進むINI。「まだまだここから」という気持ちも強い。
尾崎:ヒット曲を作るのはもちろん、誰もが知っている曲を出したいと思っているのと、日本の活動で言うと、やっぱり紅白歌合戦に出たいです。
西:11人でどうしても得意不得意も好き嫌いもあったりするけれど、そこをみんなでうまく消化することもできるグループ。
メンバー全員がやっていて本当に気持ちいい曲を作り、そういう曲を増やしていけば、自分たちの活動も内面も必然的に変わって、いい結果がついてくるはず。
そんな環境を整えたいと思います。曲に取り組むモチベーションを上げていきたいです。
後藤:西くんはいま作曲とか勉強していて、本当にずっとパソコンと向き合って、楽屋でも自分で作った曲をいろいろみんなに聞かせてくれます。
ただ凄いと憧れるだけではなく、刺激を受けて自分にできることを考えて、INIらしさを形にしていきたいです。
キラキラしていて万人が憧れる存在でありながら、ハングリーさも秘める。だから、前回を超えようとする一瞬の表現にまで目を奪われる。
美しい野性味のような姿が集結した時、作品が放つ力はどこまでも波及していく。
【2022.2月号 P.136】デビューほやほやのINIを東カレはとらえていた!
初登場となった撮影はデビュー直後の2021年11月中旬。祐天寺のスタジオで11人全員がそろっての撮影を敢行し、8Pのグラビアとインタビューを掲載。
東京タワーの夜景をバックにした集合カットが反響をよんだ。
▶前編:【撮影裏話あり】INIの佐野雄大・後藤威尊・尾崎匠海が魅せる“大人の色気”
▶中編:INIの木村柾哉・田島将吾・西 洸人・許 豊凡が、気になる女性に告白するなら…?
▶後編:INIの藤牧京介、郄塚大夢、松田 迅、池粼理人が考える、理想のデートとは?
■プロフィール
INI 2021年11月3日にデビュー。昨年全国7カ所を回った2度目のアリーナツアーの追加公演として、今年2月24〜25日に京セラドーム大阪にてライブを実施。2月14日には2ND ALBUM『MATCH UP』を発売予定。今回登場した尾崎匠海は大阪府出身の24歳、西 洸人は鹿児島県出身の26歳、後藤威尊は大阪府出身の24歳。
■衣装
【1ページ目】
衣装協力〈エンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン TEL:03-6274-7070〉
【2ページ目〜4ページ目】
[尾崎さん]ジャケット 64,900円、シャツ 25,300円、パンツ 37,400円、ブーツ 72,600円〈すべてラッド ミュージシャン /ラッド ミュージシャン 渋谷〉、ブレスレット 27,500円、イヤーカフ 18,700円〈ともにマリハ〉、サングラス 23,100円〈A.D.S.R./オプティカルテーラークレイドル青山店 TEL:03-6418-0577〉
[西さん]ジャケット 82,500円、シャツ 36,300円、パンツ 25,300円〈すべてラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 渋谷 TEL:03-6416-1813〉、リング 102,300円、ブレスレット 105,600円、ネックレス 154,000円〈すべてマリハ TEL:03-6459-2572〉、シューズ 40,700円〈アルフレッド・バニスター/アルフレッド・バニスター ルミネエスト新宿店 TEL:03-6380-0310〉
[後藤さん]ジャケット 99,000円、シャツ 37,400円、パンツ 49,500円〈すべてガラアーベント/3RD[i]VISION PR TEL:03-6427-9087〉、イヤーカフ 35,200円、ブレスレット
25,300円、リング 46,200円〈すべてマリハ〉、シューズ 19,800円〈アディダス オリジナルス/アディダスお客様窓口 TEL:0570-033-033〉
▶このほか:「僕にとっては毎日が学びの宝庫」FANTASTICS・八木勇征が振り返る躍進の1年とは
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東京カレンダー最新号では、尾崎匠海さん、西 洸人さん、後藤威尊さんのインタビュー全文をお読みいただけます。
東カレに語ってくれた、3人のお酒の楽しみ方とは?
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