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2023年屈指のアニメーション映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』には、『スパイダーマン』シリーズならではのサプライズがいくつも用意されている。マルチバースというコンセプトを活かし、製作陣は“あの人たち”の登場をいかに実現したのか?

米The Wrapでは、脚本・製作のフィル・ロード&クリス・ミラーが舞台裏を語っている。

この記事には、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のネタバレが含まれています。

この記事には、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』のネタバレが含まれています。

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『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』には、思わぬ形で2人の“実写版スパイダーマン”がカメオ登場した。本作のための撮り下ろしではないため、「カメオ出演」というよりもアーカイブ映像での出演だが、ミゲル・オハラからマイルス・モラレスがカノン(正史)イベントについて説明される場面で、『スパイダーマン』3部作のトビー・マグワイア、『アメイジング・スパイダーマン』2部作のアンドリュー・ガーフィールドが顔を見せるのである。

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『スパイダーマン』(2002)からは、トビー演じるピーター・パーカーとMJ(キルスティン・ダンスト)のキスシーンと、ベンおじさん(クリフ・ロバートソン)の死亡シーンが、『アメイジング・スパイダーマン』(2012)からは、アンドリュー演じるピーター・パーカーが、グウェン・ステイシーの父親ジョージ(デニス・リアリー)が倒れたかたわらに寄り添う場面がそれぞれ引用されている。

すなわち『スパイダーマン:スパイダーバース』は、過去の実写版『スパイダーマン』シリーズを組み込む余地のある作品だというわけだが、クリス・ミラーによると「“(『スパイダーマン』ユニバースは)これで全部だ”という図をつくり、“ここが僕らの部分だ”と決めた」という。「マルチバースではなんでもできると思いたいし、物語のなかで面白そうなこと、楽しそうなことはやってみたい。実現できるかは弁護士に任せました」。

実際のところ、トビー&アンドリューのアーカイブ出演を含め、製作陣が心から望んだことはすべて実現できたという。ミラーが「やりたかったことは全部できた」と言えば、ロードは「送りつけ商法みたいなもの」だとジョークを交える。「許可を取るんじゃなくて、“これでいい? メールで返事して”と。返事がなければオーケーってこと」と言えば、ミラーも「“映画に出てるけど大丈夫だよね、ダメとは聞いてないし”って」と応じた。

ただし、編集のプロセスはもう少し慎重だったようだ。以前、アソシエイト・エディターのアンドリュー・レヴィトン氏がところによると、少なくともアンドリューの登場シーンは「正式にアンドリュー・ガーフィールドを加える前に仮の映像を作らなければいけなかった」そう。YouTubeから映像を一時的に借用したテスト版を試写で上映し、シーンとして成立する確信を得てから、実際のプロセスに着手していたのである。

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