Image: Florence Ion - Gizmodo US

Windowsを流用するんじゃなく。

2-in-1デバイスってお得感ありますが、普段使ってるOSふたつが1台に入ってるとなれば余計にうれしい。

LenovoがCESで発表した2024年のノートPCのラインアップのひとつ、ThinkBook Plus Gen 5 Hybridには、AndroidとWindowsが入ってるんです。

他にもお手頃Androidタブレットとか、カラフルなアクセサリーも出てきたので、まとめてご紹介しますね。

AndroidタブレットとWindows PCが合体

WindowsとAndroid、ふたつのマシンがひとつに。
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ThinkBook Plus Gen 5 Hybridは、キーボード側にWindowsのパーツ(Intel Core Ultra 7プロセッサと最大32GBのRAM、1TBのSSD)、ディスプレイ側にAndroidのパーツ(Qualcomm Snapdragon 8+ Gen1プロセッサと12GBのRAM)と前面・背面カメラを収めてます。

Windows側とAndroid側、それぞれにバッテリー内蔵なので、別々のデバイスとして使えます。Windows側に別のモニターとマウスをつなげてデスクトップマシンにもするのも可能。お値段2,000ドル(約29万円)からで、まもなく発売です。

LenovoのAIチップが各所に

一方ThinkBook 14i Gen 6+はIntel Arcグラフィックス内蔵で最大メモリ32GB、バッテリーは85Wh。赤外線で人の存在を検知する機能がWindows Helloと連動します。

Lenovo独自のLA3 AIチップが入ってて、ビデオ通話に最適化した動画撮影とか、使用状況に合わせたディスプレイの明るさやキーボードのバックライト調整が可能です。

LA3 AIチップは、上のThinkBook Plus Gen 5 Hybridも含め、Lenovoのいろんなデバイスに入ってきてます。ThinkBook 14i Gen 6+は2,200ドル(約32万円)から、今年の後半で発売予定です。

スリムなやつと、パワフルなやつ

小さめWindowsノートPCとしてはThinkBook 13x Gen 4も発表されました。13.5インチのディスプレイはリフレッシュレート120Hz、バッテリーは74Whです。最新のIntel Core Ultraプロセッサと32GBメモリ搭載でThunderbolt 2ポート3つ、Wi-Fi 6E対応。機能的にもスリムですが、Magic Bayアクセサリで拡張可能です。ThinkBook 13x Gen 4はもうすぐ発売、お値段1,400ドル(約20万円)からです。

パワフルなモデルとしてはThinkBook 16p Gen 5、最新の第14世代Intel Core i9プロセッサとNvidia GeForce RTX 4060 GPUが入ってます。

LenovoのLA3 AIチップとNvidiaのTensorRTでAI周りも強化。ディスプレイは16インチ3.2Kスクリーンでリフレッシュレートは165Hz、スピーカーはDolby Atmos対応です。

ポートも豊富でThunderbolt 4ポートふたつ、ヘッドホンジャックひとつ、USB-Aスロット3つ、SDカードスロットひとつ、Magic Bayのポゴピンもあります。まもなく発売、お値段1,600ドル(約23万円)からです。

Microsoft Copilotキー搭載

Yogaも一挙にアップデート。
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Lenovo Yogaは、AIを使ってよりよいクリエイティブな作業ができるということを前面に出してきています。Microsoft Copilotのキーもキーボードに追加されました。

Lenovo Yoga Pro 9iとYoga 9i 2-in-1にはどちらもThinkBookと同じLenovoのAIチップ搭載です。「チューニングソリューション」のLenovo X Powerでパフォーマンスを最適化し、3Dレンダリングや映像の色修正といった作業が改善できるという触れ込み。

Yoga Pro 9iはGeForce RTX 4070 Laptop GPU搭載でディスプレイはPureSight Pro MiniLED 3.2Kディスプレイ、スピーカーは6基入ってます。Yoga Pro 9i 2-in-1にはLenovo Smart Penとスリーブが付属し、スクリーンはデュアルの有機EL。

どちらも4月発売で、Yoga Pro 9iは1,700ドル(約25万円)、Yoga 9i 2-in-1は1,450ドル(約21万円)です。

その他薄軽モデルなどなど

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一方Lenovo Slim 7iはWUXGAの有機ELディスプレイを搭載した薄くて小さな端末です。プロセッサーはIntel Core ULT7 155Hまで、RAMは最大32GB、価格は1,050ドル(約15万円)からです。

Lenovo Yoga Pro 7iとYoga Pro 7も発表されました。プロセッサーはIntelまたはAMD Ryzenが選べます。コンバーチブルラップトップのLenovo Yoga 7i 2-in-1など、このへんの新モデルは4月に発売されます。

あとはデュアル画面が気に入ってる人のために、Lenovo Yoga Book 9iもアップデートされました。13.3インチの有機ELディスプレイをデュアルで搭載したYoga Book 9iは360度のヒンジを使ってデュアル画面モードにでき、片方の画面ではスタイラスも使えます。発売は4月、価格は2,000ドル(約29万円)です。

お手頃Androidタブレットも

Lenovo M11は、200ドルを切るAndroidタブレット。
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お手頃価格のMシリーズAndroidタブレットもアップデートされました。Lenovo M11は180ドル(約2万6000円)で、動画やメッセージを見たい人やお絵描きしたい人、キッズたちに向けて作られてます。

Lenovo Tab Penが同梱され、プロセッサはMediaTek Helio G88、バッテリーは7,040mAhで最大10時間持つとのこと。

アクセサリーもどうぞ

Lenovoの新Magic Bay Studioはポゴピンで接続。
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Lenovoは去年発表したMagic Bayを継続していて、4月にはMagic Bay Studioを200ドル(約2万9000円)で発売します。Magic Bay StudioはAIが入った4Kカメラで、内蔵の2基のスピーカーはThinkBookのスピーカーとも連携できます。

Image: Lenovo

最後に、Lenovoがきれいな色を取り入れます。ノートPCに新しい2色が加わるだけでなく、カラフルなイヤホンとマウスも登場しました。

Lenovo Yoga True Wireless Stereo EarbudsとYoga Pro Mouseは、とにかくかわいいってだけでここで紹介したくなりました。イヤホンは6月、マウスは4月に発売で、価格はそれぞれ70ドル(約1万円)と40ドル(約6,000円)です。

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