名古屋グランパスは10日、DF藤井陽也(23)がコルトレイク(ベルギー1部)へ期限付き移籍することが決定したと発表した。移籍期間は2024年6月30日までとなる。

 愛知県出身の藤井は名古屋アカデミーで育ち、2019年にトップチームへ昇格。昨季はJ1リーグ戦でキャリアハイの34試合に出場し、2ゴールを記録した。また、昨年3月に追加で日本代表初招集。デビューはお預けとなったが、今月1月に行われた「TOYO TIRES CUP 2024」のタイ代表戦(○5-0)でスタメンとして初出場を果たした。

 名古屋の公式サイトを通じ、「アカデミー時代はプロの世界でプレーするアカデミー出身の選手にいつも憧れ、目標にして毎日練習を頑張っていました。これからは自分が海外で活躍して、アカデミーの選手たちに目標としてもらえる選手になれるように精一杯頑張ってきます。グランパスが大好きです。本当に長い間ありがとうございました! たくましく世界で咲くために熱い魂で頑張ってきます!」と意気込みを語っている。

以下、クラブ発表プロフィール&コメント全文

●DF藤井陽也

(ふじい・はるや)

■生年月日

2000年12月26日(23歳)

■出身地

愛知県春日井市

■身長/体重

187cm/82kg

■経歴

Hikari FC-グランパススクール-グランパス三好-名古屋U-12-名古屋U-15-名古屋U-18-名古屋

■出場歴

J1リーグ:75試合3得点

カップ戦:22試合

天皇杯:10試合2得点

ACL:3試合

■コメント

「ベルギー1部のコルトレイクに期限付き移籍することを決めました。

まず、代表活動後に急遽決まったこともあり今までお世話になったグランパスのスタッフ・関係の方々、ファミリーの皆さまに直接ご挨拶ができず申し訳ありません。

小学校低学年でグランパススクールに入り、小学4年生の時に加入したグランパスジュニアから今まで約17年間名古屋グランパスに育てていただきました。

高校3年生の夏の時点ではトップチーム昇格は決まりませんでしたが、冬に大学受験に失敗した僕をクラブが救うように、急展開でまさかのトップチーム昇格が決まり、プロの世界に入ることができました。

プロになってからは試合に出られない時間が続きましたし、ACLでは試合最後にミスをしてしまうなど、苦しい時期が長かったですが、周りのスタッフ、チームメイトがいつもポジティブな声をかけてくれたおかげで様々なことを乗り越え、ここまで成長することができました。本当に素晴らしい監督やコーチ、チームメイトに恵まれたと思っています。ありがとうございました。

ユースの時に第二グラウンドでのチャント、プロになってからの豊スタでのチャントの両方とも、初めて聞いた時に鳥肌が立ったのを覚えています。本当に嬉しかったです。皆さんの声援、支えが常に自分の中で頑張る力になりました!ありがとうございました。

アカデミー時代はプロの世界でプレーするアカデミー出身の選手にいつも憧れ、目標にして毎日練習を頑張っていました。これからは自分が海外で活躍して、アカデミーの選手たちに目標としてもらえる選手になれるように精一杯頑張ってきます。

グランパスが大好きです。本当に長い間ありがとうございました!

たくましく世界で咲くために熱い魂で頑張ってきます!」