サウジ国内リーグの盛り上がりも重要な要素 photo/Getty Images

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アル・ナスルによるFWクリスティアーノ・ロナウドの獲得に始まり、2023年はサッカー界でサウジアラビア勢の動きが何かと話題を呼んだ。アル・ヒラルにネイマール(負傷離脱中)、アル・イテハドにはカリム・ベンゼマにエンゴロ・カンテなど、怒涛のオイルマネーはサッカー界に新たなトレンドの到来を感じさせる。

ここから国内のサウジ・プロフェッショナルリーグをどこまで盛り上げられるか未知数なところも多いが、1つのテーマとなるのがワールドカップ2034年大会だ。

今のところ2034年大会はサウジアラビアでの開催が濃厚と言われており、サウジアラビアサッカー界としてはここからの10年で一気にサッカー界での存在感を高めたいところだろう。

英『sky Sport』などによると、2034年のワールドカップへ向けてサウジアラビアサッカー連盟のヤセル・アル・ミセハル会長はサウジアラビアでの単独開催を目標に準備を進めていきたいと思いを口にしている。

「私たちは国民と経済のためにあらゆることをしようとしているし、(W杯へ)世界のあらゆる場所からできるだけ多くの人々を受け入れたいと思っている。計画としては、サウジのみで開催されるということだ。多くの都市と多くのスタジアムがあるから、現時点では単独開催となる」

次回の2026年大会よりワールドカップは出場国数が48に拡大となるため、サウジアラビアでの単独開催となればインパクトは大きい。それまでクラブと代表チームの価値を高め、2034年大会で一気にブームを爆発させるのが狙いとなりそうだが、豊富な資金力を持つサウジアラビアはサッカー界の勢力図に影響を与えるのだろうか。