やるべきことを先延ばしにしてしまうと、手が回らなくなり負のループに。今回は、自己肯定感が上がるとっておきのテクニックをメンタルコーチの大平信孝さんに教えてもらいました。がんばる自分を褒めて、自己肯定感を高めましょう。

1分でできる!自己肯定感を上げるコツ

自己肯定感が下がると、行動する意欲も下がってしまう負のループに…。

じつは簡単なアクションで自己肯定感を上げることができるんです。ぜひ試してみて!

●認めてもらいたいとき

→自分で肩をポンポンして「がんばってるね」

大人は褒めてもらえる機会が減るので、自ら褒めることでモチベーションをキープ。

「言葉は自分にフィットするものでOKです」

●イヤなことを忘れたいとき

→口角を1ミリ上げる

表情と気持ちは連動しているので、口角を上げるだけで気分が上がる効果が。

「手を使って口角を上げても、脳にちゃんと作用します」

●失敗して落ち込んだとき

→「よかったこと」を振り返る

一日を振り返り、よかったことを3つ書き出してみて。

「脳はイヤなことの方が思い出しやすいので、ポジティブになるトレーニングを」

●全然やる気が起きないとき

→ぶっとんだ目標をもつ

「海外に移住」でも「お店をもつ」でも、制限をかけず目標を思い描くと気持ちが上向きに。

「家族ではなく自分個人の目標にするのが大事」

●自分にダメ出ししてしまうとき

→「わかる、わかる」と合いの手を入れる

つい自分に厳しくしてしまうときは、心の中で「わかる、わかる」と唱えて。

「自分を否定せず受け入れることで気分がラクになります」

●ふさぎ込んでしまうとき

→おいしいものを食べたときのことを思い出す

ふさぎ込む=頭でばかり考えている可能性が。

「おいしいものを食べた瞬間を思い出すと五感がフル活用され、動きやすくなります」

●疲れているとき

→上を見て大きくあくびをする

疲れると視線が下がり背中も丸まりがちに。

「体を伸ばすと神経伝達がスムーズになり呼吸も深くなるので、気持ちも切り替わります」

●漠然と不安なとき

→メンタルリハーサルをする

寝る前に、明日の予定がうまくいき、最高の一日になると思い描く「メンタルリハーサル」が効果大。

「思い描いたことに現実は近づきます」

夫が「すぐやる人」になるコツ

「何度も頼んだお願いごとをあと回しにしないでほしい!」と、夫に感じている人も多いはず。

「義務」ではなく「自分の意思で動く」ようになってもらえば問題解決。

「たとえばお願いごとが『電球を替えて』だったら、『明るいと作業がはかどる』などとメリットも提示して。人は“役に立ってる感”を得られると自己肯定感が上がるので、行動力が高まるはずです」