旅行で知らない場所を訪れると、自分にとっては初めてでも、その土地では当たり前…なんてことがよくあるのでは? 今回はESSEフレンズエディターで旅行が好きなおがわりさんが、海外旅行で発見した目からウロコな生活雑貨をご紹介します。

ケース使いでトイレットペーパーも立派なお部屋のアイテムに

数年前にタイで購入したこの写真のアイテム。じつはこれ、卓上トイレットペーパーケースなんです!

使い方はいたってシンプル。この容器に、トイレットペーパーの芯を抜いた状態でセットすると、トイレットペーパーの中心側から先端を引っ張り、フタの穴からするすると引き出すことができます。

●テッシュよりもコンパクトで使いやすい!

アジアの庶民的な食堂では、紙ナプキンの代わりに、この卓上ケースに入ったトイレットペーパーがよく置かれています。ケースがあることで見た目の違和感はほとんどありませんが、中の紙がトイレットペーパーだと初めて気づいたときは、「ごはんを食べるテーブルにトイレットペーパー!?」と驚きました。

ところが使ってみると、とても便利! ちょっと調味料をこぼしたときなどは必要な分だけさっとちぎってふいて、使用後はテーブルの上でもごくごく小さく畳めるので邪魔になりません。

●身近なものを最大限に有効活用

ちなみに、こちらのトイレットペーパーケースは、マチがついた巾着袋状のものです。

上の写真はこのケースを使って、チェンマイのかわいいゲストハウスで見かけた方法をわが家で真似したもの。絞りヒモを壁にかけると浮かせる収納にもなり、狭い場所にも収まりがよく、とても使いやすいです。

日本での卓上トイレットペーパーケース事情を調べてみたところ、ネットなどで扱いはあるのですが、多くはプラスチック製のものでした。

東南アジア旅行のときによく感じていたことは、多くの雑貨に天然素材が使われているように、東南アジアの人々は身近にあるものをそのまま最大限有効活用させることに長けているということ。トイレットペーパーケースもそんな精神があふれるアイテムだと思います。

以前の私はいろいろな種類のペーパーを買いそろえていましたが、ケースを導入してから、消費するのはほぼトイレットペーパーだけになりました。テッシュペーパーは花粉症の季節限定アイテムになり、ストック管理もシンプルに。ぜひ皆さまも試してみてくださいね。