お金の不安を解消するために、なにしたらいいの? 大切なお金はどう使ったらいいの? 年齢を重ねて、これからの暮らしについてそう考えることが増えたのではないでしょうか。 そこで、お金としっかり向き合って心豊かに暮らしている方々に、その暮らしぶりをご紹介いただきます。今回は、ひとり暮らしを楽しむユーチューバーのロコリさん(72歳)に、節約生活をしながらファッションを楽しむコツ4つについて教えてもらいました。

何歳になっても心ときめくのは、やっぱりファッション!

マクドナルドでアルバイトをしながら、ユーチューバーとして活動するロコリさんは、毎月5万円の年金+3万円のアルバイト代の計8万円で暮らしています。

【写真】パンツは“自分のベスト丈”にお直し

元アパレル店員・ブティック経営者でファッションが大好きなロコリさんは、節約しながらも、プチプラブランドの人気アイテムを上手に活用したり、自分流にアレンジしたり…お金をかけないおしゃれ術を発信し人気です。そんなロコリさん流の「ファッションを楽しむコツ」をご紹介します。

●1:ハイブランドのファッションをプチプライスで楽しむ!

ファッション雑誌から抜け出したような、洗練されたコーディネートはすべてユニクロ! 「ボーダーのニットワンピやストールはユニクロ×マルニのコラボ。ダウンコートは+J(ユニクロ×ジル・サンダーのコラボ)です。ハイブランドのセンスがプチプラで楽しめるのは本当にうれしい。ジル・サンダーが大好きなので、+Jは毎シーズン欠かさずチェックします」(ロコリさん、以下同)

 

●2:年中、パンツスタイル!だからベストな着丈にお直し

「身長157cmの私がすっきり着こなすためのベストな丈はくるぶしまで。どんなパンツも手に入れたら“私のベスト丈”に、買ったお店や街なかのお直しサービスで直してもらいます」

どのパンツも、靴下がチラりと見える程度のくるぶし丈。「こうするとシックなマニッシュスタイルも、ちょっと少年ぽくかわいくなるんです」。

ワイドパンツはさらに短く、くるぶしよりさらに8cmほど短い着丈が「私にはちょうどバランスのいい長さ」。数センチの違いが印象を左右します。

●3:服選びに失敗することも。不要な服は寄付して活かす

「思ったほど似合わなかったり、もう着ないな、というときは処分します。ただ捨てるのではなく、職場に福祉施設に衣類を寄付する活動を行っている人がいるので、その方に託すんです」

フリマアプリなどで売るのと比べて手間もなく、少しでも有効活用できる方法で、ものを活かしきります。

 

●4:ちょっとくたびれてきたかな?そんな服はカットしてショート丈に

「いちばん好きなファッションアイテムはショートパンツ」というほど、短い丈が好きなロコリさん。着ているうちに、ちょっと「ヨレてきたな」というパンツは裾を切ってショート丈にアレンジすると、さらに長く着られるのです。

 

『ゆとりある日々を過ごしている人の素敵なお金の使い方 2024年度版』(扶桑社ムック)では、今回紹介した以外にも、自分らしいお金の使い方で幸せに暮らしている人たちを紹介。そのほか、年金のもらい方、老後の安心な住まいなど、プロのアドバイスも満載です。