年末の大掃除のなかでもおっくうなのが、窓周りの掃除。水を流したり、窓専用の洗剤を使って掃除したり…と、大がかりなイメージがありますよね。「ESSEフレンズエディター」のメンバーで整理収納アドバイザー&クリンネストの宮入京子さんによると、洗剤を使わず水だけでもキレイにすることができるそう。年末の窓掃除がラクになる道具と方法をお伝えします。

洗剤は必要なし。ラクに・キレイに仕上がる窓掃除のやり方

あっという間に12月。大掃除の意識が高まります。
「なるべくなら最小限の労力で最大の効果を得たい!」掃除でヘトヘトにならないように、私が常に考えていることです。

【写真】窓に繊維が残りにくいクロス2種類

とくに窓の掃除は「力がいる」「疲れそう」「外に出るのが嫌」など、大変なイメージがあると思います。

そこで、時間がかからず、ラクに、キレイに仕上がる窓掃除の方法をお伝えします。年末で慌ただしくなる前に、ぜひ試してみてください。

 

●窓ふきは「スクイジー」を使うと早い

窓ふきは、水だけ&3ステップで簡単にキレイになります。

(1) 軽く絞った(硬く絞らないのがポイント)クロスで汚れを拭きます。窓の上部分からコの字を描くようにふくと、効率よくキレイに汚れが落とせます。

(2) 水分が残った状態でスクイジーを使って上から下へスーッと水を切ります。(横方向でもOK)この時点でピカピカに。

(3) スクイジーで水をきれなかった部分の水滴だけを、乾いた布でふき仕上げます。

このときにタオルなどでふいてしまうと毛羽がつきやすいので、繊維が残りにくいトビー織のふきんや窓ガラス用のクロスをおすすめします。

●5分で終わるサッシの掃除

サッシの掃除は意外と忘れがちですが、窓よりも汚れやゴミが入り込み、汚れやすい場所です。

(1) サッシブラシでホコリやゴミを払う。私のおすすめは「アズマ工業 ニューサッシブラシ」です。

(2) 水で濡らし絞ったクロスでサッシをふいていきます。水を流したりすると、ビチャビチャになってかえって時間がかかってしまうのでおすすめしません。

細かい部分は、サッシブラシの柄の先にクロスを巻きつけて、汚れをかき出していきます。このヘラのようなサッシの柄がとても便利。割り箸などより、掃除用のヘラを使ったほうがやりやすいと思います。

窓の掃除をしたあとは透明度がグッと上がり、お部屋全体が輝き始めます。透き通った窓からの景色をながめたら、とても幸せな気分になりますね。きっとよい年を迎えられると思います。