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『ホーム・アローン』シリーズは毎年ホリデーシーズンに見返したくなるクリスマス映画の代表的存在だ。第1作『ホーム・アローン』(1990)でワンシーンのみの登場だが、重要な役割を果たすのが、主人公ケビン(マコーレー・カルキン)が出会うサンタクロース。子どもに希望を与える優しいサンタを演じたこの俳優がガンを発症し、闘病のための資金をクラウドファンディングサイト「」にて募っている。

『ホーム・アローン』でサンタクロースを演じたケン・ハドソン・キャンベルは、『アルマゲドン』(1998)『ドクター・ドリトル2』(2001)などに出演し、声優業やTVシリーズでも活躍を続けた。新型コロナウィルスの感染拡大の余波により、2022年1月に全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)の健康保険受給資格を失ってしまったキャンベル。2023年10月にガンであると診断され、口の下の部分で成長した腫瘍が成長し、歯まで進行している状態だと言う。顎の骨やリンパ節を除去する手術が控えており、脚の骨を使って顎の骨を再建する予定。今後、放射線治療や化学療法も検討しているため、資金を募るクラウンドファンディングを、キャンベルの娘のミカエラが立ち上げている。

『ホーム・アローン』でマコーレー・カルキン演じるケビンは、親子喧嘩、兄弟喧嘩を経て、クリスマス休暇の旅行に出かけた家族から1人、自宅に取り残されてしまう。ひとり時間を満喫するのもつかの間、泥棒コンビが自宅を狙っていることに気づき、知恵を絞って孤軍奮闘に挑む。その戦いの直前にケビンが町中で出会うのがキャンベル演じるサンタだ。サンタが本物でないことを分かった上で、ケビンが「今年はクリスマスプレゼントを欲しがらないから、その代わり家族を返してくださいってサンタさんに伝えて」と頼むと、クリスマスイベントを終えたところのサンタは「子どもを手ぶらで帰すサンタはいないよ」とケビンにお菓子を持たせてくれる。

ケビンだけでなく世界中の子どもたちを温かいムードに包んでくれたサンタの粋な計らいは今も胸に残る。クラウドファンディングが成功し、そしてキャンベルの病状が快方に向かうことを祈るばかりだ。

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