マンチェスター・シティは28日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のグループG第5節で本拠地エティハド・スタジアムにライプツィヒを迎え、3-2で逆転勝利を収めた。無傷の5連勝を飾り、首位通過が決定。同点弾を決めたMFフィル・フォーデンやジョゼップ・グアルディオラ監督のコメントをアメリカ『ESPN』が伝えている。

 すでに突破を決めていたシティは前半に2ゴールを献上。それでも後半9分、FWアーリング・ハーランドが反撃の狼煙を上げる一撃を決めた。25日のプレミアリーグ第13節リバプール戦(△1-1)で同リーグ史上最速の通算50得点に到達していた“怪物”は、欧州CL通算35試合の出場で40ゴール目をマーク。ルート・ファン・ニステルローイ氏を抜き、これも同大会史上最速記録となった。

 その後、後半25分にフォーデンが同点ゴールを挙げ、同42分にはFWフリアン・アルバレスが3-2とする逆転弾を奪取。シティは今季公式戦でのホーム無敗をキープし、グループリーグ5戦5勝で勝ち点を15に伸ばした。

 フォーデンは『TNT』に対し、「前半は今まで見た中で最悪だった」と振り返ったが、「勇気とモチベーションがそれを変えた。このチームは素晴らしいメンタリティーを持っている」と胸を張る。

 さらに「(最初の)ゴールが必要だったんだ」と説き、「ゴールの後、ファンの声も大きくなった。最初の点が入ってチームにやる気が出てきた。エティハドでの戦績は素晴らしい。たった1ゴールで状況は変わるんだ」と自信を示した。

 また、グアルディオラ監督は「可能な限りリラックスして臨まなければならなかった。選手たちはとてもいいリアクションを見せてくれた」とコメント。「私たちはグループ首位だし、最後の頑張りにはとても満足している。チームは走り、スピリットを持って戦っている」と選手たちを称賛した。