公式戦4試合連続でスタメン出場を果たした冨安。(C)Getty Images

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 冨安健洋はアーセナルで確かな評価を得ている。最終ラインのあらゆるポジションをこなす万能性は、日本代表DFを極めて貴重な人材とさせている。

 ただ、加入1年目の途中から冨安がフィジカルの問題に苦しんだのは周知のとおりだ。そしてその間にレギュラーの座も失った。昨季、CBからコンバートされるかたちで当初冨安が務めていた右SBのレギュラーとなったのが、イングランド代表のベン・ホワイトだ。

 負傷でプレミアリーグのここ2試合を満足に戦えなかったホワイトだが、チャンピオンズリーグのグループステージ第5節RCランス戦を前に、ミケル・アルテタ監督がホワイト復帰に言及した。

 地元メディア『football.london』によると、指揮官は11月29日の試合に向け、「(リーグ前節)ブレントフォード戦の前日に練習して良い感じだった」と話している。

「今回の試合で起用できる状態になると思う。我々にとって非常に良い知らせだ」

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 このコメントを受け、『THE BOOT ROOM』は「トミヤスはアーセナルにとって非常に頼れる選手だ。だが、ホワイトは昨季から右SBの発見である」と報じた。

「ホワイトの存在は、ブカヨ・サカのベストを引き出すのにも役立つだろう。RCランス戦を前にホワイトが良い感じというのは大きい」

 冨安は守備での堅実さが高く評価されるが、攻撃面の貢献度ではホワイトが上回るというところか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部