年齢を重ねると体のあちこちに不調が出てくるため、しっかりとケアをしていきたいですよね。60歳を迎えるヘア&メイクアップアーティストの山本浩未さんは、「目」と「歯」の健康にはとくに気をつかっているそう。

ここでは、山本さんが健康と元気のために意識していることを、新刊『60歳ひとりぐらし 毎日楽しい理由』(小学館)よりご紹介します。

60歳からの「目と歯」のケア。見た目も機能面も要注意

「機能も見た目もエイジングが強く現れるのが目元と口元」と話す山本さん。

●ほっておくと危険!60歳からの目と歯

美容面でいうと、50代の時は目元だったけど、60歳からは口元にエイジングが強く現れます。お気づきだと思いますが、マリオネットライン…。この口角からの下降線があるだけで、ぐっとエイジングを感じさせちゃう。唇がしぼんで薄く存在感がなくなり…って外側だけでなく、内側でも、歯の黄ばみ、歯茎が下がる、口臭、など健康面にも影響する問題が出てきます。

40歳の頃、歯科矯正専門医のDr.YASUYO(青山高橋矯正歯科医院院長)に正しい歯の磨き方を教わり、歯のツヤを取り戻してから、丁寧な歯磨きを続けています。

口内も肌と同じく「落とす・保湿・血行」が必要なので、保湿と血行アップのために歯茎のマッサージに加え、クリニックで歯のクリーニングとホワイトニングもしています。

●エイジングによる目のトラブルにも要注意

目は、ドライアイや老眼をはじめ、白内障、緑内障など、エイジングによる目のトラブルが起こってくるから、気をつけなきゃと思いつつ、SNSなどで酷使しちゃってる。

昨年、視界に飛蚊症(ひぶんしょう)の症状が出て。老化現象のひとつかな、なんて呑気に考えていたんだけど、検査したら網膜剥離になりかけててびっくり! すぐに治療して大事に至らなかったものの、痛みがないと見逃しちゃうから要注意。

もうね、日々いたわらなきゃ。基本は温める。足と同じく、その日の疲れはその日のうちにケアしたい。なので温める。血行アップし疲れが取れるのだからね。温めたあとはアイクリームで目元に“追い保湿”もぜひ。

おいしく食事が楽しめる歯、美しいものや楽しいことを見られる目。日々のちょっとした積み重ねで大きく違ってくる、見た目だけではない口元、目元の健康、大事です。