いくつになっても、元気で若々しい人の老けない秘訣をご紹介します。今回は、現在52歳のイラストレーター・柿崎こうこさんに、「気持ちのきり替え方」について教えてもらいました。さらに、精神保健指定医のkagshun先生、イシハラクリニック副院長の石原新菜先生が老けない暮らしのポイントを解説!

身も心も整える「きり替え術」をつくる

いつもほがらかな柿崎さんが実践する、“自分をいたわる”コントロール術をご紹介。

●毎朝のお茶時間で気持ちを整える

「急須で丁寧にお茶をいれ、ゆっくり味わう時間は、頭と心を整える大切な時間」。お気に入りの番茶とともにフルーツを食べ、朝食代わりに。

【ドクターズチェック】体を温める効果は、緑茶より番茶!

温かいお茶は体を温め、免疫力を高めます。緑茶よりも、熱を加えてつくられる番茶の方が体を温める効果が高く、おすすめ。カフェインが少ない点も安心です(石原さん)

●空手でうつうつとした気持ちを解消

空手を習い始めた45歳の頃は気持ちがうつうつとし、体もだるかったそう。「それが空手のおかげで一変。心身が健康になり、幅広い年齢の友達もたくさんできて、なくてはならないものに」

●暗い気分は手をたたいて早めに断ちきる

ネガティブな感情が長引きそうなときは、「はい、終わり!」と声に出したり、パンッと手をたたいて気分をチェンジ。「機嫌よくいられる時間を増やすことも“老けない”につながるのかも」

●愛猫との暮らしで心を活性化!

元保護猫のまるおとしろは、柿崎さんにとって子どものような存在なのだとか。「2匹との暮らしは毎日が新鮮で。生活も感情も、以前より豊かになったような気がしています」

【ドクターズチェック】笑顔と生活のハリが増え、若返る可能性も

ペットから受ける癒やしの感情はオキシトシンという「愛情ホルモン」によるもの。彼らとの生活は、笑顔や生活のハリを増やして若さにつながる可能性が大(kagshunさん)

●体の不調や疲れはお灸で回復

更年期が始まり、体力&免疫力が急降下。火を使わない「せんねん灸」でツボを温め、血行を促進。「体の内側から健康になり、疲れづらくなったのを実感しています」