60代ミニマリストが「使うのをやめてよかったもの」。バスタオルや水きりカゴも必要なし
これまで当たり前に使っていたものでも、年齢を重ねる中で自分にとって必要かどうか見直していきたいですよね。50歳から本格的にミニマムな暮らしをスタートさせたという、カナダ在住のミニマリストでブロガーの筆子さんに、暮らしをシンプルにする中で「使うのをやめたもの」について教えてもらいました。
60代ミニマリストが「使うのをやめてよかったもの」
以前はよく使っていたけれど、暮らしをシンプルにする過程で使うのをやめたものを紹介します。
●1.バスタオル
バスタオルを使うのをやめたいちばんの理由は、かさばるからです。入浴後、体についた水気をふきとるのに、あんなに大きなタオルは不用です。
今は、食器をふくのに使っているリネンのディッシュクロスの1枚を、体専用にしています。母がフェイスタオル(いわゆる普通の大きさのタオル)を送ってくれたら、そのタオルを使うこともあります。
バスタオルをやめて、一度使ったバスタオルをどこに置くかとか、何日使ったら洗うべきか、といったことを考えなくてすむようになりました。もちろん、バスルームの棚もかなりスッキリしました。
●2.水きりカゴ
以前、水きりカゴを使わない話は紹介しましたが、これも使用をやめてよかったものの1つです。大きくてかさばる水きりカゴを手放したら、当然、キッチンのスペースがあいて、見た目がスッキリしました。
水きりカゴは湿った状態のままであることが多いので、清潔に保つのも難しいです。実家にあるプラスチックの水きりカゴは、薄汚れていて、ここに洗った食器を並べる気になれません。
水きりカゴを捨てたので、洗った食器は水を切ったあと、すぐにふいてしまっています。
●3.ラップ
ポリエチレンフィルムでできた、食品の保存に使うラップ類も使うのをやめました。ラップはプラスチック商品で、使用すればするほど、環境に負荷がかかるからです。
ラップの代わりに食器を使ったり、食べ残しをつくらないよう少なめに調理したりしています。以前は、ご飯を炊いたあと、一食分ずつラップに包んで、冷凍していましたが、今は、ガラスの保存容器を使っています。
●4.トイレブラシ
トイレブラシを使わない話も以前書きました。私はトイレブラシは使わずに、ウエス(古布)を使って手で洗っています。その方が細かいところまで洗えるので便利です。
手が荒れるのが気になる場合はゴム手袋などをつけてください
トイレブラシの使用をやめた理由は、水きりカゴと同じで、清潔に保つのが難しいのと、柄の長いブラシをトイレに常駐させておかなくても、手で十分洗えるからです。
●5.フードプロセッサー
昔、パン生地をつくるときにフードプロセッサーをよく使っていましたが、部品が多く洗うのが手間だし、構造上、手洗いではきれいにしきれないので使用をやめました。最近は、めったにパンをつくりませんが、フードプロセッサーを捨てた直後は、ボールを使って手ごねでパンをつくっていました。
それでも、パンは普通にできあがるし、パン生地以外ではフードプロセッサーはあまり使っていなかったので、手放してよかったです。フードプロセッサーは、なんといってもかさばるし、重くて持ち運びも大変です。
以上、私が使うのをやめてよかったものを紹介しました。
使用するものが少ないほうが、シンプルに暮らせるので、あまり使用しないものは手放してしまったほうが、楽ですよ。
筆子さんの著書『50歳からのミニマリスト宣言!』(扶桑社)では、ここで紹介した以外にも、上手なものの減らし方や、ミニマリストになってよかったこと、体と心の健康を保つコツなど、これからの暮らしに役立つ内容をたっぷり掲載しています。