カワマスの遡上 産卵期が終盤 奥日光・湯ノ湖
マス釣りが盛んな奥日光の湯ノ湖では、産卵のため川を遡上するカワマスの姿が見られました。
紅葉が終わり、すっかり冬の装いに変わった湯ノ湖に注ぐ細根沢、浅い流れを上流に歩いていくと、産卵を終えた体長25センチほどのメスが泳いでいました。
カワマスは、アメリカ東部原産のイワナの仲間で、1902年にイギリス商人のトーマス・グラバーが卵を輸入し、湯ノ湖などに放流しました。釣りで人気のターゲットで、10月下旬ころから11月半ばにかけて、産卵のため遡上します。水中映像では、この沢でふ化したとみられるホンマスとカワマスの幼魚の姿も見られました。
卵は、約100日でふ化するということです。