野菜が高い今、価格がお手頃で旬の「カブ」をおいしく食べてみませんか? 元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さんが教えてくれました。

野菜が高い今「カブ」がおすすめな理由

「最近トマトが高いね」と家族。わが家は皆トマトが好きなので、残念ですが、そういうときには季節の野菜。季節に関わらず、安定価格の野菜を取り入れるのもひとつの手です。

【コツ写真】とき卵を追加するとよりおいしい

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●使いやすく、栄養いっぱいのカブ

私がよく使うのはカブ。家族が好きだという理由もありますが、価格もお手頃。一年じゅう店舗に並びますが、とくに旬は今(10月〜12月)で、甘みも増すようです。

カブのいいところは、火が通りやすく、葉まで使えるところ。しかも葉には、カルシウムやビタミンCが豊富なんだそう。葉物を別に買わなくていいのが便利です。

 

●シンプルな味つけでおいしいカブの炒め物

わが家でよくつくるのは、シンプルなカブの炒め物。

葉の根元には、汚れが残っていることがあるので、よく洗います。白い部分は上の方をカットし、皮をむいて薄切りに。

鶏肉などとも相性がいいですが、ベーコンやソーセージと炒めてもおいしい。

初めに肉類と葉を炒め、油が回ったら、根(白い)の部分も入れて炒めます。

 

案外火がとおるのが早いので、ひとつ食べてみて、火のとおりを確認します。

ちなみにわが家は、歯ごたえが残っている方が人気です。

 

味つけは、お好みで。私は塩コショウや、スパイスを使うなど、シンプルに仕上げます。

 

この日は、翌日のお弁当用につくったので、器に山盛り入れただけなのですが、できたてはおいしいので「ちょっと食べる?」の声に家族から「食べる〜」と。結構減りました。

●すぐ煮えておいしいカブのスープ

スープも簡単。炒め物同様に葉も使います。上部の汚れが残っている皮はカットしますが、全体の皮はむかず、縦に4〜6個に切って、そのまま使います(かなりラクになります)。

 

湯が沸くのも待たず、お鍋を温めながら、材料を入れてしまうのは私流です。あれば、キノコなどもほぐしながら入れます。

コンソメや中華スープなど、こちらも味はお好みで。

とき卵やコショウも追加(必須ではありません)。

カブが余程大きくなければ、沸騰後5分+火を止めた余熱で火がとおります。食材費も光熱費も節約できて、おいしいスープができます。カブは炒めても、煮ても、すぐにできる優良素材だと感じています。