6年間で1000万円を貯め、節約主婦として大人気のくぅちゃんが導き出した「貯め体質のつくり方」とは? 家のローンや教育費など「目標」がある人。また、物価高や将来への不安から「貯めたい」人。どちらも必見です!

フォロワー総数20万人超の節約主婦・くぅちゃんに聞く「貯め体質のつくり方」

インスタグラムのフォロワー14万人と、その節約術が大人気の節約主婦・くぅちゃん。夫と中学3年生、小学校6年生の息子との忙しい4人暮らしのなかで、6年間で1000万円を貯めました。

【写真】おやつは少なめに常備

新刊『くぅちゃんのお金がみるみる貯まる 超シンプル家計簿術』(扶桑社刊)を上梓したばかりのくぅちゃんに、同書の内容から貯め体質になる4つのコツについて伺いました。

●1:「買いたい!」気持ちをいったん寝かせる。必要ならば買いたいリストに

買いたいと思ったら一度、深呼吸。買いたい理由は「必要だから」か「欲しいから」なのかを考えてみましょう。自分の「欲しい」に果てはないので、予算内で対処します。

「買いたい欲が出たときも、その場ですぐには買いません。その気持ちをいったん寝かせたのち、『必要だから』か、それとも『欲しいから』かを落ち着いて判断します。それでも買いたい場合には、欲しいものリストに書き加えます。優先順位をつけて月の予算内で購入。予算がない時は翌月に持ち越します。意外に翌月以降にリストを見たときに『別になくても生きていけるかな。ほかのものを買う方がよさそうだな』と思うことも多いもの。この方法なら、無駄な買いものを減らすことができます」

●2:「お買い得コーナー」に近寄らない

売り場に並ぶ新商品や限定品は、試してみたくなるもの。「今必要か」「家にあるもので代用できないか」を考えて、買いたい気持ちをセーブします。

「新商品も限定品も、私たちの購入欲を盛り上げる作戦です。店側がどうやって私たちに売ろうとしているのかを考えるようになってからは、買いたい気持ちが少し抑えられるようになりました。とはいえ、見ると買いたくなってしまうので、私はなるべくお買い得コーナーには近寄らないようにしています笑」

●3:「自分が」欲しい理由を「家族のため」にしない

自分がおいしそうと思ったときに、「あれば子どもやパパも食べるよね?」と思い購入したことはありませんか。本当に家族が食べるならよいですが、そうでないなら一度深呼吸を。

「おやつにありがちですね。もちろん一定数のおやつは必要ですが、買いすぎているときは要注意です。お菓子の安売りをしているときは『食べると太るし美容に悪いな』と思うようにして、買いすぎないようにしています」

●4:「維持費」を知れば、家電の故障時の出費も怖くない

急な出費は、節約や貯金のモチベーションを下げてしまうもの。その対策として、くぅちゃんは維持費を家計に組み込むことを推奨しています。

「せっかくお金が貯まったのに、急に冷蔵庫が壊れて大きな出費になってしまい、貯める心が折れてしまった…という人を、これまでに多く見てきました。でもよく考えれば家電はいつか壊れるものなので、これは予想できる出費です。たとえば冷蔵庫なら15年に1回が買い替え目安。このように目安がわかれば、あらかじめそろそろ冷蔵庫が買い替えどき…と予測して家計に組み込めます」

新刊『くぅちゃんのお金がみるみる貯まる 超シンプル家計簿術』(扶桑社刊)では、冷蔵庫以外のよく使う家電や消耗品などの維持費の例も紹介されています。さらに、急な大出費も怖くなくなる「お金が貯まる書き込みシート」つきです。