毎日の家事に時間を追われ、毎日へとへと。少しでも家事を減らし、自分の時間を増やしたいと思うことはありませんか? 今回は、5人家族で暮らすフネさんが、家事を減らすための小技を教えてくれました。

少しのコツで暮らしがラクになり自分時間が増える

今年もあと2か月弱。やるべきこと、やりたいことがだんだん迫ってくる時季ですが、毎日の家事は待ってはくれません。毎日忙しくても、自分の時間は大切にしたい! そんなときに役に立つ、ズボラで主婦歴の長い私がやっている「少しでも家事の負担を減らす小技」を5つ紹介します。

手づくり「まな板シート」のつくり方

●1:ゴミ袋の収納ケースはいらない

ゴミ袋の収納方法は、今まで試行錯誤してきました。昔はゴミ袋をケースに入れて収納していたのですが、「買ってきたものを入れ替える時間がもったいない」と思い、今はそのまま使っています。

プラゴミなどは分別用ゴミ箱にレジ袋をぶら下げて、そのままゴミに出しています。ただ、メインのキッチンにあるゴミ箱だけはフタつきの無印良品のものを使用しています。

この45L用のゴミ箱には、替えのゴミ袋を底にそのまま放り込んでいます。ゴミを取り出したあとすぐ下に替えの袋があるので、新しい袋をつける作業がラクにできます。

また、ゴミ袋は、10枚が5つの束になった50枚入りで売っていることが多いので、10枚ごと取り出して束のまま底にイン。無意識にゴミ箱の内側もきれいに保てます。

●2:まな板はそのまま使わず、汚さない

今は「まな板シート」というまな板を保護するシートが売っていますが、私がそれよりずーっと前からやっていることがあります。しかも、お金もかかりません。

それは、牛乳パックを開いてリサイクルに出さず、シート代わりにすることです。大小2つのサイズでつくっておくと無駄がありません。
まな板シートと違って固いので、切った食材をそのまま鍋までラクに運べ、使った後はそのままゴミに捨ててもOK。
私は野菜を何種類かここで切り、最後にお肉を切って捨てます。お肉を切った後でも、パックを替えればすぐに野菜が切れます。
まな板はほぼ土台として使用しているので、いつでも清潔。

ちなみに牛乳パックは包丁で切っています。キッチンバサミより断然早くでき、これも時短ワザの1つです。

●3:揚げ物用のバットと網を使わない

先ほど紹介した牛乳パックは、揚げ物のときにも大活躍。牛乳パックの上にキッチンペーパーを敷いて、トレーとして使っています。途中でキッチンペーパーを替えながら使って、最後はキッチンペーパーや揚げカスと共にゴミ箱へ。

揚げ物でよく使用する大きなバットや網は、食洗機でも場所を取りがち。なので、私はなるべく使いたくなくて、牛乳パックを活用しています。

また、わが家はIHですが、ガス火の方は牛乳パックをコンロから十分離して使用してください。

●4:お風呂の排水口はフタをしない

ここのフタ、目皿と言うそうです。もう取り外して何年にもなりますが、以前よりずっとラクに掃除できています。

ポイントは「あえて見せること」。
見せられない! という人は、見せられるように一度きれいにしましょう。そうすれば、あとは時々カビ洗浄剤をシュッシュとするだけでOK。

溜まった髪の毛は、次の日のお風呂を入れるとき「見えてしまう・気づいてしまう」ので、掃除用の箸(わが家はただの竹箸)でつまんでゴミ箱にポイッと捨てています。
わが家はお風呂場の壁が透明で、毎朝起きて顔を洗うときに溜まった髪が「見えて」しまうので、朝にやります。

お風呂直後ではなく朝捨てる理由は、朝までに髪の毛が乾いて取るのがラクちんだからです。サボって2日3日経つと髪の毛の量が多くなり、乾ききらずにヘアキャッチャー(網)に絡まるので、取るのが大変になります。
それがわかっているからこそ、毎日できるようになりました。毎日やると少し絡まっていてもわりとすんなり取れます。お風呂を沸かす人が取る、というようにルール化するのもおすすめです。

私は、排水口ネットはコスト・収納場所・つけかえる手間がかかるから使いません。一組の割りばしで十分。

●5:洗濯物は適当に干さない

そう。物干しは洗濯機から出す時にすでに始まっています。
これは、結婚して新米主婦になりたての頃、いちばん最初に感動したラク家事アイデアです。
当時、すごく奥行きの狭いベランダの家に住んでいて、なにも考えずに干すと奥や手前に行ったりきたりしていて無駄な動きが多く、時間がかかって大変でした。

「干す順にカゴに入れるのよ」と先輩から教わり、やってみることに。洗濯機から洗濯物を出すときに、手前から干す順番にカゴに入れていく。単純ですが、それだけで干すときにビックリするほど時短に。一度やってみてください。すごいラク!

●ちょっとしたコツで毎日がラクになる

 もうすでにやっている方もいるかもしれませんが、簡単なことで少しの時間が積み重なり、家事の時間が減り、自分の時間が増えます。
自分の時間が増えたら、2024年にやってみたいこと、新しい手帳に書き込んでみませんか。なりたい自分になるために、貴重な時間をつくりましょう。