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物価高の今、できるだけ洋服代も抑えたいもの。でも年を重ねると服が似合わなくなったり、お気に入りのアイテムが傷んだりして、どうしても出費が重なることも。おしゃれを楽しみながら洋服代を節約するコツを、ミニマリストの本多めぐさんに聞きました。

記事の初出は2022年11月。内容は執筆時の状況です。

一生使える「初歩的な服の節約ルール」

服はずっと買い続けるもの。肌着や靴下は消耗品で定期的に買い替えが必要ですし、毎年の流行に合わせて新しい服を買いたくなります。
私も年齢を重ねライフスタイルが変わるたび服が必要になり、結果たくさんの服を購入してきました。
そんなアラフィフが気づいた服の節約の3つのコツをお伝えします。洋服代を節約し、服を買わなくてもいつもおしゃれというのが理想です。

●1:服の節約のキモは「体型維持」

服の節約のコツは3つあります。1つめは「体型維持」です。
私は数年で太ってはやせてを繰り返し、10kg幅で体重が増減します。20代がいちばん大きく変わりましたが、最近ではコロナ太りで7kg増え、そこから減らしました。
その結果、サイズの合わないボトムスが余分にある状態です…。

今まで、体型が変わるたびに、必要に迫られ服を買い替えてきました。とくにレギンスやジーンズなどのボトムスは買い替え必須。上半身はごまかせてもパンツやジーンズはサイズが合わないと入らないorシルエットが変。
というわけで太ってもやせても買い直し。これがいちばんのムダだと気づきました。

対照的に、夫は何十年も体型が変わりません。それこそ10代や20代で買った服を着続ける夫は、経済効率がいいのです!

自分はミニマリストですが夫は物を捨てないタイプ。夫の古い服がずっとあることが気になっていたのですが、流行に左右されない定番服はずっと着られます。何十年も前の服でも着られるのはとても経済的なんだと気づきました。
私も体型が変わらなければもっと節約できたのに…と反省しました。

●2:メリハリをつけて出費する

洋服代の節約のコツ2つめは、「高価なもの」と「プチプラ」をメリハリをつけて買うことです。
ワンシーズンだけでいいものは消耗品として割りきって安く買う。消耗品や小物は、思いきって100円や300円ショップのような超プチプラですませるのもアリと思っています。

逆に「靴」「バッグ」など、長く使えるもので人目に触れるものは、値が張っても質の高いものを買うと、品よく見られます。

全身プチプラもアラフィフには難しいし、全部高級品も贅沢しすぎで難しいので、上手にミックスするのが現実的。
トップスや小物は流行りものも取り入れ、靴は定番のよいものを、といった組み合わせが実行しやすいと思います。

●3:靴やバッグなど最低限のお手入れをする

節約のコツ3つめは、お手入れをすること。若い頃は「買ったものをお手入れをする」という概念があまりなく、安物を買っては手入れせず劣化して、短期間で買い替えていました。

いちばん多かった例は、安い合成皮革の靴やバッグを買い、使ううちに表面がボロボロはがれてくるパターン。
「少しよいもの」を手入れしながら使う。これが節約なんだと歳を取って気づきました。今持っている革靴は、お手入れしているので15年は履いています。

●仕方ない洋服代も。メリハリのある出費を心がけましょう

服の節約は、ほかの出費と同じように大事なポイントにはお金をかけたいもの。冠婚葬祭や仕事着など、どうしても必要な場合もありますよね。

そのために節約できるところは節約し、ときにはレンタルなども視野に入れつつ、メリハリのある出費ができるといいと思います。

節約しながらも上手に大人のおしゃれを楽しみたいですね。