AFPの映像ジャーナリスト、ディラン・コリンズ氏が撮影した、イスラエル軍の砲撃に伴う閃光(左奥)。動画からの静止画。レバノン南部アルマアシャアブ近郊で(2023年10月13日撮影)。(c)Dylan COLLINS / AFP

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【AFP=時事】レバノン軍は14日、イスラエル軍による前日の国境地帯への砲撃でロイター通信(Reuters)の映像ジャーナリストが死亡したほか、他の報道機関関係者6人が負傷したと述べた。

 レバノン軍は声明で、「敵国イスラエルがロケット弾を発射し、報道陣の民間車両に当たった。これにより、イサム・アブダラ(ロイターのジャーナリスト)が死亡した」と発表した。別のロイターのジャーナリストのほか、AFP通信、中東の衛星テレビ局アルジャジーラ(Al Jazeera)の関係者も負傷した。

 レバノン外務省は攻撃について「意図的な殺人」であり、「言論の自由とジャーナリズムに対する犯罪」だと非難した。

 これに対しイスラエル軍報道官は記者団に、「ジャーナリストが死亡したことは非常に遺憾だ」と述べ、誰が攻撃したかとの質問に対しては「調査中」と述べた。

 イスラエルとレバノンは事実上、戦争状態にあり、イスラエル側の国境地帯には同国軍部隊が展開している。

 今回、報道陣は防弾チョッキとヘルメットを着用し、イスラエルとの国境に近いアルマアシャアブ近郊にいた。

 負傷して入院中のAFPの映像ジャーナリスト、ディラン・コリンズ氏によれば、報道陣は開けた場所で、イスラエル軍の砲撃を受けて前方の離れた丘から立ち上る煙を撮影していた。撮影陣の周囲では軍事行動は認められなかったという。

 コリンズ氏によると、そこにイスラエル側から発射されたロケット弾が立て続けに2発直撃。同氏が撮影した映像には、イスラエル軍が砲弾を発射した瞬間の閃光(せんこう)とみられる光が捉えられていた。

【翻訳編集】AFPBB News

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