古巣のヘタフェ戦で今季4ゴール目を決めた久保。(C)Getty Images

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 レアル・ソシエダの久保建英は、9月24日に行なわれたラ・リーガ第6節のヘタフェ戦で先制ゴールを奪取。見事なワンタッチシュートで、4−3の勝利に貢献している。

 これで6戦4発。22歳のレフティか活躍するたびに過熱するのがマドリー復帰説だ。

 レアル・マドリーの専門メディア『Defensa Central』は、「マドリーの経営陣は、わずか3000万ユーロ(約47億円)で偉大なアタッカーと契約できるという事実を無視することはできない」と伝え、日本代表MFについてこう綴ってる。

「マドリーの首脳陣は現在、契約を希望する全選手と来シーズンに向けてのさまざまな優先事項を含む将来有望な選手のリストを作成中だが、当初候補から除外されていた名前の一人が、ゴールに伴って立候補を表明した」

【動画】見事なダイレクトシュート!久保が開始2分に決めた電光石火の先制弾
 同メディアは「レアル・ソシエダに売却されたタケ・クボは、マドリーのアジェンダでいくつかのポジションを上げ、将来有望な選手のリストに忍び込むことになる。レアル・マドリーの将来のフォワード。これまで、このリストにはキリアン・エムバペの名前だけが載っていた」と報道。こう続けている。

「たとえフリーエージェントでエムバペとの契約が認定されたとしても、フロレンティーノ・ペレス会長率いる取締役会は、ファイナルサード(攻撃陣)の人員不足を軽減するためにタケ・クボと契約することをそう簡単には排除しない」

 記事は今シーズンはアタッカーが手薄になっている点に触れ、「現在の契約解除条項の半分である3000万ユーロというとんでもない破格と引き換えに、決定力とゲームビジョンを持ち、何年も先を見据えた速いストライカーを獲得するオぺーレーションとなるだろう」と見解を示している。

 マドリーは久保が次に新天地を求めた時の移籍金の半分を手にする契約をソシエダと交わしている。つまり、契約解除金6000万の半額である3000ユーロで(本人が同意すれば、ソシエダの意向は関係なく)久保を獲得できる。

 現在の活躍と22歳という若さを考えれば、記事の通り、これはとんでもない安さだ。マドリーが本腰を上げても何ら不思議はない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部