埼玉県日高市の「曼珠沙華の里 巾着田(きんちゃくだ)」では、例年9月中旬から9月下旬にかけて、日本最大級、約500万本の曼珠沙華がまるで赤いじゅうたんのように咲き誇る絶景を見ることができます。

写真:真っ直ぐな茎の先に咲く真紅の花は独特の雰囲気がある

2023年9月16日(土)~10月1日(日)には、巾着田曼珠沙華まつりも開催。たくさんの屋台で地元の特産品やグルメが販売されたり、ステージではイベントも開催され、開花期間中は約30万人もの人々で賑わいますよ。

巾着田ってなに?

巾着田は、日高市を流れる清流・高麗川(こまがわ)の蛇行によって長い年月をかけて作られ、その形が巾着に似ていることからその名が付けられたのだそう。

菜の花やコスモスなどの花々が植えられていますが、中でも秋の曼珠沙華の群生地は、最盛期になると辺り一面が真紅に染まり、まるで赤いじゅうたんを敷き詰めたような光景が広がり人気となっています。

写真:雑木林を埋め尽くす赤い曼珠沙華。白い曼珠沙華が咲いていることも。

全国各地に曼珠沙華が咲く場所はあるものの、雑木林の中に咲く大規模な群生地は珍しいとのこと。高麗川の流れに沿うように、木々の間を埋めつくすように咲く様子は、他では見られない絶景です。

今年の見頃は?

曼珠沙華の見頃は、例年9月中旬から下旬頃。別名・彼岸花とも呼ばれるように、秋分の日の前後に見頃を迎えます。

ただ、気候や降水量の変化により多少前後することがあり、一般的に、8月の気温が高く降水量が少ない年は開花時期が遅れる傾向にあるとのこと。球根からアスパラガスのような芽が伸びてくると1週間程度で真紅の花を咲かせ、それぞれの花は5日程度美しさを保つのだそう。

写真:下流のあいあい橋から見下ろす景色も見応えがある

開花情報については、下記の曼珠沙華の里・巾着田の公式ホームページで確認できますので、見頃を確認してからお出かけすると良さそうです。

また、曼珠沙華が見頃になる期間中は、周辺の道路が大変混み合うとのこと。9月16日(土)~9月18日(月・祝)、23日(土・祝)~24日(日)の5日間は、巾着田と高麗神社の無料駐車場を利用したシャトルバスが運行される予定ですし、西武線高麗駅からは徒歩で約15分、JR高麗川駅からはバスで約10分となっていますので、公共交通機関の利用をおすすめします。

写真:日高市には「高麗川マロン」や「日高ぽロン(ぽろたん)」といったブランド栗もある

また、日高市は県内有数の栗の産地であることから、9月30日(土)には、第5回「ひだか栗フェスティバル」も同時開催。

栗むき実演会や栗のつかみ取りなど、栗に関するさまざまなイベントも開催されます。お家に帰ってからも栗を楽しみたい!という方には、生栗の販売もありますよ。秋の味覚・栗を使った商品をたくさん食べて、お腹も満たされそうですね。

神秘的な曼珠沙華を満喫した後は、巾着田から車で約10分の「宮沢湖温泉 喜楽里別邸」、人気のテーマパーク・サイボクの中にある「天然温泉 花鳥風月」など近隣の立ち寄り湯や、飯能市にオープンした「メッツァ」がおすすめです。

(まとめ・文:hotspring727 情報更新:mashiro 2023年9月)

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