お土産で定番の「アレ」の巨大バージョンを発見した──X(ツイッター)上に投稿されたそんな情報が注目を集めている。

こちらは、東京都大田区でフリーランスの溶接工として活動しているハタノ(@hatano_works)さんが、2023年8月29日に投稿した写真だ。

ハタノさんが手にしているのは、龍のような形をしたレリーフが巻き付いた黄金の剣。

そう、土産物店のキーホルダー売り場などでよく見かける、あの玩具の剣である。

しかし、特筆すべきはそのサイズ。キーホルダーどころか、本当にそのまま武器にできそうなほどの大きさだ。携えているだけでファンタジー世界を冒険している気分に浸れそうな「巨大ソード」に、ユーザーからはこんな声が寄せられている。

「男子中学生の京都土産ナンバーワンのアレですね!!!」
「高速道路のサービスエリアでお土産でこれがあったら絶対買っちゃいます」
「そのまま冒険へ!」

Jタウンネット記者は9月5日、投稿写真の剣についてハタノさんに話を聞いた。

気分は「選ばれし者」

ハタノさんが「巨大ソード」を発見したのは8月27日のお昼ごろ。日本橋横山町のマーケットイベントに出店していたプロダクトデザイナーの都淳朗さんのブースでのことだった。

ハタノさんが話を聞いたところ、この「巨大ソード」は都さんの過去作品である非売品で、オリジナルの製品の製造元に許諾をもらった上で作ったものだという。

3Dスキャンした実物のデータを巨大化させ、それをもとに業務用の大型3Dプリンターを使って製作したそうだ。

「作品のディティールも相まって、なんだか『選ばれし者』になれた気がしましたw」(ハタノさん)

なお、写真だとなかなか重そうに見えるが、実際は持ち上げて軽々とポーズを決められるくらい。

みんなの憧れ、巨大ソード。もしかすると今日もどこかで、誰かを、「選ばれし者」にしているかもしれない......。