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 これまでアイントラハト・フランクフルトの中盤を支えてきた、ジブリル・ソウがスペインへと渡ることが明らかとなった。メディカルチェックを無事にクリアしたスイス代表MFは、同じく金曜日に移籍が発表されたラツィオ移籍に迫ったが、最終的にはスペインのセビージャFC移籍を決断。そこで5年契約を締結している。なおフランクフルト側は今回、移籍金として基本金1100万ユーロ。さらに成果に応じたボーナスによって300万ユーロ受けとる仕組みとなっているようだ。

 「近年フランクフルトにとって重要な選手であり、クラブの成功に大きく貢献してくれた、常に非の打ち所がない仕事ぶりを発揮した選手だよ」と、マルクス・クレーシェ競技部門相談役はコメント。2019年からブンデス通算121試合に出場、CL8試合、EL21試合に出場し、優勝を果たした2021/22シーズンでは優勝を全12試合先発で支えた「この4年間在籍した、そんな彼の希望をだからこそ契約最終年度を前に、聞き入れることにしたんだ」と言葉を続けた。

 ボランチの左側を主戦場として、ボール奪取とスペースの穴埋めに精力的に務める優れたディフェンダーとして、昨季もリーグ戦32試合に出場。ただ来夏に控えるユーロをにらみ更なるステップアップを期したスイス代表は、来夏までの契約延長に応じない考えをクラブ側に事前に示し、その結果でクラブ側は売却を決断。すでにソウはセビージャが合宿を行なっている米国、サンフランシスコに滞在中だ。

オンゲネはセルヴェット・ジュネーヴにレンタル

 一方で所属先模索のために同じく合宿に参加していなかった、ジェローム・オンゲネに関してもこの日、新天地を見出したことが発表されている。昨季は後半戦よりザルツブルクに移籍するも負傷で出場機会が得られなかった、カメルーン系フランス人のディフェンダーはセルヴェット・ジュネーヴに1年間のレンタル移籍で加入。すでに負傷からは完全回復を果たしており、これからスイスの地で巻き返しをはかる。

エリー・ワヒにトッテナムも関心

 そんな中でフランス1部モンペリエのローラン・ニコラン会長は、アイントラハト・フランクフルトとトッテナム・ホットスパーも、20歳のCFエリイ・ワヒに関心を示してることを、フランスのRMCスポーツに認める発言を行った。なおこれまで具体的なオファーはまだチェルシーFCからのみ提示されているようで、こちらについてはすでに断りが入れられているという。

¡Nuestro nuevo jugador tiene un mensaje para vosotros, sevillistas!

Djibril Sow pic.twitter.com/uSIBkl75Xc

- Sevilla Fútbol Club (@SevillaFC) August 4, 2023