韓国の尹大統領=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が19〜24日にフランスとベトナムを訪問する。

 フランス・パリでは博覧会国際事務局(BIE)の総会に出席し、2030年国際博覧会(万博)の釜山誘致に向けた韓国の準備状況と目標を提示する。国賓訪問するベトナムでは大規模な経済使節団と共に、外交・安全保障・経済・文化などさまざまな分野での交流・協力を協議する。

 尹大統領はまずフランスを訪れ、20〜21日(現地時間)にパリで開かれるBIE総会に出席する。30年万博開催を巡り20日は立候補国のプレゼンテーションに、21日は韓国主催の公式レセプションに出席するなどし、各国の代表団と外交団を相手に釜山のメリットや差別化されたビジョンなどを提示するなどして誘致活動を展開する予定だ。

 また、20日にはマクロン大統領と首脳会談する。

 続いて22〜24日はベトナムを国賓訪問する。

 23日にボー・バン・トゥオン国家主席と首脳会談を開き、包括的な戦略パートナー関係に格上げされた両国関係の拡大、発展策を話し合う予定だ。グエン・フー・チョン共産党書記長ら最高指導部とも個別に会談する。

 尹大統領が2国間外交を目的に東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国を訪問するのは就任後初めて。今回の訪問は韓国の3大貿易相手国であるベトナムとの経済協力強化に向けたものだと、大統領室は説明した。

 ベトナムには韓国の主要5企業グループのトップを含め、尹政権発足後では最多の205人の経済使節団が同行する予定だ。