共同記者会見を行う全経連の金秉準会長職務代行(左)と経団連の十倉雅和会長=10日、東京(共同=聯合ニュース)

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【東京聯合ニュース】韓国経済団体の全国経済人連合会(全経連)と日本の経団連は10日、東京都内で共同記者会見を開き、「未来パートナーシップ基金」の共同事業を検討する運営委員会と諮問委員会を設置すると発表した。

 運営委員会の共同委員長は全経連の金秉準(キム・ビョンジュン)会長職務代行と経団連の十倉雅和会長が務める。

 全経連と経団連は基金を使って若い人材の交流を促進するとともに、産業協力を強化する方針だ。両国の大学の交流強化、韓国高校の教員の日本訪問やインターンシップなどを検討していく。また、半導体の供給網(サプライチェーン)やエネルギー安全保障など経済安全保障環境の整備、自由で開かれた国際秩序の維持と強化、グリーン転換とデジタル転換、感染症拡大への対応などで協力を強化していく。

 7月6日に両団体はソウルで「産業協力フォーラム」を開き、半導体や脱炭素問題などを議論する計画だ。

 両団体は韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が日本を訪問した3月16日、両国の経済交流強化や未来志向の韓日関係構築のため基金を創設すると発表していた。