「高い給料」と「やりがい」どちらが大事? 500人に聞いたら意外な結果に……

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ユニークキャリアは、男女500人を対象に「仕事のやりがいについての意識に関する調査」を実施しました。

■やりがいがあれば、時間を気にせず仕事に没頭できる人が7割強!

「やりがいがあれば時間を気にせず仕事に没頭できるか?」を仕事にやりがいを感じている500人に訊きました。結果は「はい」が72%、「いいえ」が7.8%、「どちらとも言えない」が20.2%でした。

楽しい時間は過ぎるのが短いと感じることはないでしょうか。仕事においても同様で、楽しさや充実感をおぼえる仕事は時間よりも内容に意識が向くため、長時間でも苦痛にならない人が多いと考えられます。

■やりがいを感じるために努力している人は全体の75%も

仕事でやりがいを感じている500人のうち、75.4%と多くの人が「やりがいを感じるために努力したことがある」と回答。仕事にやりがいを求めて努力している人が多いことがわかります。

続いて、「やりがいを感じるためにどのような努力をしているか」を訊いたところ、以下の結果が得られました。

1位:今やっている仕事をどのようにしたら楽しく感じられるかを考えている 311人

「今やっている仕事をどのようにしたら楽しく感じられるかを考えている」と答えた人が全体の6割を占めています。やりがいを感じるために、仕事を楽しむ方法を考える人が多いことがわかりますね。

2位:自分の好きなことを仕事にできないかを上司などに相談する 73人

「自分の好きなことを仕事にできないかを上司などに相談する」と回答した人が73人でした。仕事にやりがいを見出すために、周りの人に自ら働きかけることも重要だと言えます。

3位:クライアント(お客様)の声を聞く量を増やす 59人

「クライアント(お客様)の声を聞く量を増やす」と回答した人は59人に。自分がやりがいを感じられる場面を意識して増やすことが有効だと考えられます。

4位:同期よりも高い成績を出す 47人

「同期よりも高い成績を出す」という人が47人でした。仕事に対して明確な目標を掲げることが、やりがいに繋がると推察できます。

■高い給料よりもやりがいの方が大事だと考える人が5割強も

仕事にやりがいを感じている500人を対象に、「やりがいを最も感じるが給料は最低限度レベル」か「給料は1,000万円以上あるけどやりがいや楽しさを全く感じられない」どちらを選ぶかという質問をしたところ、54.4%が「やりがいを最も感じるが給料は最低限度レベル」を選ぶと回答しました。

給料よりもやりがいが大事だと考える人が半数以上という結果となり、仕事におけるやりがいの重要さがうかがえます。

また、やりがいを感じられなくなる時を訊いたアンケートでは、「仕事が楽しくないと感じた時」「自分のできないことが全くできないと感じた時」「単純作業ばかりで自分のスキル向上につながらないと感じた時」という回答が得られました。

「楽しい」「自分の能力が活かせる」「自分の成長に繋がる」といった仕事にやりがいを感じる人が多いことがわかります。

一方、やりがいを感じられなくなる時について「自分の仕事量に見合った給料がもらえないとき」という回答も多く寄せられました。

給料が少ないことは、やりがいを感じられない理由の一つだと言えます。「高い給料よりもやりがいの方が大事」と答える人が5割を超えているものの、アンケート結果が割れている理由は「仕事量に見合う給料も必要」と考える人が多いからではないでしょうか。

■やりがいを求めるために転職を決意した人は4割弱

「やりがいを求めるために転職を決意したことがあるか?」というアンケートを取りました。結果は、「ある」と答えた人が37.6%、「ない」と答えた人が62.4%でした。

先述のアンケート調査で、「やりがいを感じるため努力している」は75%だったことから、やりがいを求める人が多いことがわかります。

やりがいを求めて努力をしてもどうにもならない場合には、転職が選択肢の一つとなることでしょう。

■「やりがい搾取」を受けた経験がある人は3割も

「やりがい搾取」のように、やりがいが得られるという名目で低賃金や長時間労働を課せられた経験があるかどうかのアンケートを行いました。

結果は「ある」が29%、「ない」が51%、「どちらとも言えない」が18.6%となり、やりがい搾取を受けた人が3割もいることが判明しました。

「やりがいがあれば時間を気にせず仕事に没頭できる」と7割の人が答えていることから、やりがいは仕事の大きなモチベーションとなることがわかります。

しかし、「やりがいのある仕事だから」といって、仕事に見合った対価が得られない仕事で疲弊する人も一定数いるようです。

やりがいを重視するあまり、不当な低賃金や長時間労働を課せられていたということにならないように注意が必要だと言えるでしょう。

■まとめ

やりがいがあれば、時間を気にせず没頭できるという人が多く、仕事をする上で大切な要素だと言えます。

仕事にやりがいを求めて努力する人は多く、転職を決意する人も3割以上いることがわかりました。

一方、やりがいという名目で不当な労働条件を課せられた人も少なくありません。仕事にやりがいを見出すことで充実した日々を送ることができますが、同時に賃金や労働時間が適正かどうかを見極めることが重要となります。

■調査概要

・調査対象:やりがいを感じている男女500人
・調査期間:2023年4月19日
・調査機関:自社調査
・調査方法:Freeasyを使用したインターネット調査

ユニークキャリア株式会社 https://1dau.co.jp/

出典:https://1dau.co.jp/sigoto-yarigai/

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