ツイッターユーザー・アコマリる(@acomaril)さんの投稿より

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「ポケットモンスター」に登場する青いポケモン「マリル」のぬいぐるみが、フリマサイトに出品されていると「見るたびに救出したいと思ってしまう」──。

切実な文章とともに、おびただしい数のぬいぐるみを映した写真がツイッターに投稿され、「ポケモン愛がすごく伝わる」などと注目を集めている。投稿者に詳しい話を聞いた。

「泣く泣く処分します」と言われると...

話題となっているのは、ツイッターユーザー・アコマリる(@acomaril)さんによる2023年4月22日の投稿だ。「メルカリに漂う ポケモンぬいぐるみを見るたびに 救出したいと思ってしまう」と切り出し、次のように伝えている。

「大切にしていましたが引っ越しのため 泣く泣く処分しますとか いう文面をみると ま、待ってくれ!なんてことをするんだ!頼む!お迎えさせてくれ! となってしまい今にいたる」

添付写真は画面いっぱいに、少なくとも80体以上の大小さまざまなマリルのぬいぐるみが映っている。青いボディで腹は白く、尻尾や耳、体の丸さが特徴的だ。

投稿は6900件以上のリツイートや4万7000件超の「いいね」を集め、「ポケモン愛がすごく伝わる」「私も処分しますっていう文面見ると可哀想で買っちゃうけどここまでは中々集められない」「壮観だ?かわいい」といった声があがっている。

投稿についてアコマリるさんは27日、「ポケモンぬいぐるみがいろんな人に大事にされてほしいという思い」で、処分という言葉を見ると「それならぜひうちに!」と引き取りたくなるのだとJ-CASTニュースの取材に説明した。

マリルを大好きになったきっかけは、子供のころに見た1998年公開の短編映画「ピカチュウのなつやすみ」。初めて動くマリルを見て、一目惚れした。「自分はマリルという存在を好きになるために生まれてきたんだという想いが脳に降りてきました」と振り返る。

「将来マリル博物館を作りたい!」

魅力は「その存在すべて」。強いていうなら、丸みのある可愛らしいデザインや、グッズや出演作によって変わる豊かな表情、喜ぶ姿など躍動感あふれる点に惹かれたという。映画ではマリルが水泳対決をする場面がおすすめで、「必死に泳ぐ姿が面白いし美しいですよ!」と伝える。

映画を見た年から、なけなしのお小遣いでマリルグッズの収集を始め、社会人になって本格化。ぬいぐるみは、新品・中古あわせて200体以上を所有しており、一緒に旅行したり思い出を写真に残したりと楽しんでいる。中古であれば修繕もする。

そのほかのグッズは800個以上。ツイッターでは、過去に発売されたポケモンコラボのお菓子「コアラのマーチ」を披露したこともある。マリルのイラストが描かれた物を冷凍保存している。

「マリルの素晴らしさを多くの人に伝えたいです」というアコマリるさん。「なるべく多くの人がぬいぐるみを大事にする世界を作りたいので買い占めや独占はしません」と配慮をしつつ、「将来マリル博物館を作りたい!」とグッズ収集に励んでいる。