度々比較されるのが同世代のスーパースター、C・ロナウド(左)とメッシ(右)だ。(C)Getty Images

写真拡大

 サッカー界の二大スターと称されるのが、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドだ。

 メッシがカタール・ワールドカップを制し、唯一足りなかったピースを手にしたことで、決着がついたという声も一部で上がっているが、長年に渡り「どちらが優れているか」というテーマは、世界中で議論がなされてきた。

 そうしたなか、マンチェスター・ユナイテッドOBで、同クラブでC・ロナウドとも共闘したパトリス・エブラ氏が注目の発言をした。英紙『Mirror』によれば、41歳の元フランス代表SBは「なぜ私が毎回ロナウドと言うのか、説明したい」と切り出し、元チームメイト推しを明らかにしたうえで、こう言い放ったのだ。
 
「“兄弟”だからではない。仕事に対する姿勢に惚れ込んでいるんだ。メッシは神から才能を与えられただけだ。クリスティアーノはその分、努力しなければならなかった。もし、メッシが同じような労働倫理を持っていたら、今頃15回くらいバロンドールを獲っていたかもしれない。私はハードワークする人物が大好きだ。だからメッシよりもロナウドを選ぶ」

 バロンドールは、メッシが歴代最多の7回、次いでC・ロナウドが5回受賞している。ただ、もし“神の子”と称されるアルゼンチンのスーパースターが、超ストイックなトレーニングや食生活で知られるポルトガルの英雄の如く、血の滲むような努力を重ねていれば――。

 ライバルと分け合うことなく、個人賞最高の栄誉を独占していたと、エブラ氏は考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】長年に渡りメッシ&ロナウドが独占!バロンドールの歴史をチェック