Galaxy Z Fold4の魅力とは? iPad mini6なみの画面と30倍ズームと手書きできる折りたたみスマートフォン

写真拡大 (全8枚)

Galaxy Z Fold4は、日本では2022年9月29日に販売された。
価格は、au版が24万9,960円、ドコモ版が24万97,00円。
高価なスマートフォンなため、購入を躊躇している人も多い中、いまだに購入したいと思って検討している人も少なくない。

そこで今回は、Galaxy Z Fold4の使用感をお届けしよう。


■ディスプレイはiPad mini 6並みの解像度
サムスン電子製のGalaxy Z Fold4は、
・チップセットにQualcomm Snapdragon 8+ Gen 1を採用
・12GBの内蔵メモリ(RAM)、256GBの内蔵ストレージ(ROM)を搭載
・メインディスプレイは約7.6インチのAMOLED(有機EL)、解像度はQXGA+(2176×1812)
・サブディスプレイは約6.2インチのAMOLED(有機EL)で、解像度はHD+(904×2316)


本体を開くと、
つなぎめのない1画面の大きなディスプレイとなる。
本体を折りたたむと、
片面にはサブのディスプレイ、もう片面にはアウトカメラを搭載した形状となる。

””
閉じた状態のGalaxy Z Fold4。下部の側面にはUSB Type-Cコネクタを搭載



ヒンジ(本体のつなぎめ)部分がやや厚みが増している


大きなメインディスプレイの解像度は2176×1812ピクセルで、アップル製iPad mini 6の解像度2266×1488ピクセルとほぼ同等で、「開けばタブレット」という表現は決して大げさではない。

ディスプレイ展開時はタブレットのように使える一方、折りたたむ時は携帯性に優れたスマートフォンとなる点がGalaxy Z Fold4の最大の魅力だ。
・閉じた状態の本体サイズ…155.1×67.1×15.8-14.2mm
・開いた状態の本体サイズ…155.1×130.1×6.3- 9.1mm
閉じた状態では縦長スマートフォンとして利用でき、サブのディスプレイを使って一般的なスマートフォンと変わらない操作が可能。

大画面ディスプレイだけでなく、サブディスプレイまで搭載しているため、バッテリーの持ち時間が気になるところだが、4400mAhの内蔵バッテリーを搭載しており、使い方によるが、今回試したところ、おおむね半日持ち歩いてもバッテリー切れに悩まされることはなかった。

別売のS Pen Proを購入すれば、Galaxy Z Fold4で、ペンタッチや手描きができる。
実際にS Pen Proを使用してみると、ボールペンのような握り心地で、手描きでの感触もなめらかだ。ボタンを押すことで、消しゴム機能となり文字を消せるため、使い勝手もよい。


Galaxy Z Fold4とS Pen Pro


■カメラの性能をチェック
Galaxy Z Fold4のリアカメラは、
・12MP超広角カメラ(F2.2、1.12μm、123度)
・50MP広角カメラ(F1.8、1.0μm[12MP 2.0μm]、85度)
・10MP 3倍光学ズーム望遠カメラ(F2.4、1.0μm、36度)

カバーおよびフロントカメラは、
・10MPカバーカメラ(F2.2、1.22μm、85度)
・4MPインカメラ(F1.8、2μm、80度)

リアカメラでの撮影だが、小雨日和の悪条件下の中でも明るくクッキリとした画像が得られている。


標準(×1.0)で撮影



超広角(×0.5)で撮影



光学ズーム(×3.0)で撮影


ズームは、光学3倍ズームが採用されており、細かなディテールまでシッカリと表現されている。
30倍ズーム(光学ズーム3倍+デジタルズーム10倍)は、より遠くの被写体を狙うことができる。また光学3倍ズームよりも画像は粗くなるが、画像劣化はかなり抑えられている。


30倍ズームで撮影


Galaxy Z Fold4はタブレットのように使えるだけではなく、S Pen Proによる手書きや操作による使い勝手は快適だ。
また高性能なカメラをはじめ、数々の高機能を快適に利用できるマシンスペックの高さも大きな魅力といえる。




ITライフハック 関口哲司