なんで? 意外な場所でホンダ「N-BOX」を目撃! なぜ謎ナンバーを装着? SNSで話題のタイの光景とは

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なぜこんなところにN-BOXが?

 日本独自規格の軽自動車ですが、意外にも海外の道を走っているケースが存在します。
 
 そんななかSNSに投稿された内容が話題となっていますが、どのような内容なのでしょうか。

なぜタイの現地ナンバープレートを装着したホンダの現行「N-BOX」が存在するのか?(画像提供:かいっつさん)

 軽自動車は、日本の道路事情などを考慮した日本独自の規格のもと開発されたモデルとなるため、基本的に海外の地域で軽自動車の新車は販売されていません。

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 そうしたなか、SNS上で「タイで『N-BOX』が走行している」という内容が投稿され、話題となっています。

 投稿主となるかいっつさん(@carkai121)によって投稿された内容は、タイの街並みで走行しているホンダ「N-BOX」の写真とともに、以下のような文章が記載されています。

「こちらはN-BOXカスタムです。

 こんなのも入ってきたんだという印象を受けました。

 タイでは日本の軽自動車をちらほら見ましたが、ここまで新しい物は個体のみでした。

 タイの中古車輸入基準が非常に気になるところ」

 今回投稿された写真には、2017年に発売された2代目N-BOX Customがタイのナンバープレートを装着して走っている光景が見られました。

 日本のクルマは壊れにくく信頼できると高評価を受けており、海外でも人気となっていますが、軽自動車はあまり見かけることはありません。

 しかし実際にタイでは、日本の軽自動車をちらほら見かけることもあるようですが、そのほとんどは年式が古い個体が多く、今回のN-BOXのように年式が新しい個体は珍しいようです。

 そんななかN-BOXを見かけた背景や感想について、以下のように話します。

「タイに旅行に行ったときに泊まったホテルがバンコクの中心部より少し離れた場所だったので、友達と観光のためタクシーに乗って走っていたときに偶然並走していたのがこのN-BOXだったんです。

 正直言って驚きました。

 僕は今アメリカに住んでいて、アメリカには『25年ルール』たる中古車輸入規制があるため、『タイにも似たようなものがあるんだ』と思いきや、こんなに新しい軽自動車を海外で見るとは思わず、驚きました」

 アメリカの25年ルールとは、クラシックカー登録制度のことです。基本的にアメリカでは右ハンドルのクルマの輸入を認めていません。

 しかし、製造から25年が経てばアメリカ国内におけるクラシックカーとして認められ、輸入して乗ることができるようになります。

 タイでもクルマの輸入規制は存在するものの、いくつかの条件を満たせばN-BOXがタイを走行することもできるようです。

 またかいっつさんは、そのほかにもタイでいろいろな日本のクルマを目撃したといいます。目撃した日本のクルマについて、以下のように話します。

「日本市場向けの中古車だとトヨタ『アルファード/ヴェルファイア』、2代目『ハリアー』、3代目『エスティマ』、日産2代目『キューブ』、『フィガロ』などを目撃しました。

 また、日本国内向けだけかと思いましたが、タイでも販売していてよく見たのは三菱『グランディス』、ホンダ『ステップワゴン』『フリード』『ストリーム』などといった感じです。

 ほかは、新興国向け現地生産車の日産『マーチ』やトヨタ『ヤリス』『フォーチュナー』『ハイラックス』『カローラアルティス』、ホンダ『シティ』『ジャズ』『シビック』はよく見かけた印象です。

 あと、驚いたのがいすゞの人気具合ですね。いすゞのピックアップトラックの『D-MAX』はいたるところで走っていました」

※ ※ ※

 日本の中古車が海外に輸出され長く使用されている例は多く見受けられ、イギリスのオークションでは過去に2012年式のN-BOXが約146万円で落札されたケースも存在します。

 そうしたこともあり、今回タイで現行N-BOXが見られたということは「年式が古い日本車が多い」というこれまでのイメージからすると驚く光景だったのです。