市川歩美さんセレクト|お返し不要の、お気持ちチョコ5選
バレンタインデーは日頃お世話になっている人へ、感謝の気持ちを伝える機会。「気持ちばかり」として友達や家族へ気軽にあげられる、カジュアルで美味しいチョコレートがあったら嬉しいですよね。日本でただ一人のチョコレートジャーナリスト・市川歩美さんにおすすめを教えてもらいました。
<カカオハンターズ>カカオケイク
カカオの実を模したころんとした形が可愛い。同郷のカカオで作った3種類のチョコレートを贅沢に練り込み、同じ産地のカカオパウダーをブレンド。さらにスペイン産マルコナアーモンドを使ったマジパンを加えることで美味しさがアップ。5個セット1,425円。
日本で唯一のカカオハンター・小方真弓さんが立ち上げたブランド<カカオハンターズ>は、私自身大好きなブランドです。中でもこのカカオケイクがお気に入り。ころんとした可愛い見た目ながら、使われているチョコレートの品質の高さや、美味しさがわかるケーキなんです。個包装なのでシェアしやすく、ショップの「カカオハンターズプラス」や催事では一つから購入できるというのも嬉しいポイント。ちなみにパッケージに描かれているカカオの葉っぱ、よく見ると先が少し枯れています。実はこのデザインは、小方さんご自身がこだわったポイントだそうで、カカオの木がリアル。実際にカカオと接する小方さんならではですね。
カカオハンターズオンラインストアhttps://cacaohunters.jp/store/
<和奏(わかな)>和奏アソート12
京都府産宇治抹茶を使用したチョコなど、和を感じるフレーバーのアソート。和食の達人鈴なり店主・村田明彦氏と、日本橋ゆかりの三代目・野永喜三夫氏が監修。12個入り1,728円。
<和奏>は、なんとイトーヨーカドーさんで出しているオリジナル商品。これが、味わったらとても美味しかったんです!さすが和食の鈴なりと、日本橋ゆかりという2軒の名店が監修をしているとあって、風味がよく、味が質も確かです。さらに驚きなのがこのお値段。サイズによって734円からあり、12個入りの和奏アソートでも1,728円。お買い物のついでに気軽に買える価格帯も嬉しいですよね。ギフトにも、晩ご飯の後のデザートにもぴったりです。「これヨーカドーで買ったんだよ」「美味しいね」と楽しい会話がはずみそうです。
2023年イトーヨーカドーのバレンタイン特設ページhttps://www.itoyokado.co.jp/special/valentine/index.html?top4banner
<ゴディバ>メリーゴーランド ワッフル G キューブ アソートメント(2粒入)
今シーズンのコレクションを象徴するモチーフを散りばめたパッケージに、「ルビーストロベリームース」と「ミルクチョコレート」フレーバーのG キューブをイン。378円。
実はゴディバには、プチギフトにぴったりなチョコレートが出ています。キャンディのようなキラキラのパッケージの中身は、Gキューブというガナッシュをチョコレートでコーティングしたシリーズ。私自身、どなたに差し上げても美味しいねと言ってもらえることが多い、嬉しい一品です。2粒入りのものなら、気負わずプレゼントできて、もらう方にも気を使わせないと思います。また、甘いものがたくさん食べられないという方にも、ちょうど楽しめるサイズなのでおすすめです。日頃の感謝の気持ちを、何気なく伝えるのにぴったりなギフトです。
全国のゴディバショップhttps://www.godiva.co.jp/boutique/storelist/ゴディバ オンラインショップhttps://www.godiva.co.jp/onlineshop/GODIVA caféhttps://www.godiva.co.jp/cafe/
<ヨックモック>プティ ショコラ シガール
カカオの風味豊かなスイートチョコレートと、滑らかな食感が特徴のミルクチョコレートを掛け合わせた「セミスイート」。バターの風味を感じるクッキーに、コク深いミルクチョコレートを合わせた「ミルク」の2つの味。 ※店頭限定販売 648円。
<ヨックモック>が世界に誇る銘菓・シガールを食べたことがあるという方は多いと思いますが、「ショコラ シガール」はご存知でしょうか?シガールをチョコレートコーティングしたもので、想像しただけでもう美味しいに決まっていますよね(笑)。シガールの中にチョコレートが入ったものは通念販売されているのですが、「ショコラ シガール」は冬季限定。小ぶりなサイズの「プティ ショコラ シガール」は、セミスイートとミルクの2つの味が楽しめるのに加え、648円というプチプライスも相まって、ちょっとしたギフトにおすすめです。
ヨックモックお客様相談窓口TEL: 0120-033-340(土日祝日年末年始除く 11:00〜16:00)
<ファッツェル>マリアンヌキャンディ
リッチなダークチョコレートを薄いミントキャンディーで包んだ、フィンランドで最もポピュラーなキャンディー。1949 年から同じレシピで作られている。864円。
マリアンヌキャンディはタレントのLiLiCoさんに教えてもらったフィンランドのお菓子。ミントキャンディの中にチョコレートが入っていて、北欧ではとてもポピュラーなんだそうです。LiLiCoさんが「一個食べたら全部食べちゃう」と仰っている通り、カリカリとした食感が新鮮で、後引く美味しさ。白と赤のパッケージも可愛いので、お友達同士でシェアすると盛り上がると思います。北欧のチョコレートという意外性や、この可愛いヴィジュアルが、コミュニケーションのきっかけになると思いますよ。
北欧雑貨のLiLiCoCohttps://lilicoco.jp/ファッツェルのカテゴリーページhttps://lilicoco.jp/?mode=cate&cbid=1735708&csid=47
市川歩美 チョコレートジャーナリスト
いちかわ・あゆみ/チョコレートを主なテーマとするジャーナリストとして、日本国内、カカオ生産地をはじめ各国を取材。商品情報にとどまらず、チョコレートの歴史、文化、社会的な側面を踏まえ、多数のメディアで情報を発信している。チョコレートの魅力を広く伝える、ショコラコーディネーターとしても活動。